研究課題/領域番号 |
19K20153
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
多々納 浩 島根県立大学, 看護栄養学部, 助教 (60825082)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 食生活 / メタボロミクス / 栄養学 / バイオマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
生活習慣病を予防するために個人の食生活を振り返ることは重要であるが、従来の食事調査方法は個人の記憶や申告に依存する主観的な評価方法が多いため、正確に食習慣を把握することが難しい。本研究では、健常者を対象とし、食品摂取により生体試料中で特異的に変動する代謝物の経時的な変動を検証し、バイオマーカーとしての妥当性を評価することで、客観的な食習慣の評価方法の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
食事と疾病の関係を明らかにするためには、従来の主観的評価では誤差が生じる恐れがあるため、客観的な指標により正確に食事摂取を評価することが必要である。本研究は、健常者を対象とした食品負荷試験により、生体中で食品特異的に変動する代謝物の経時変化について検討し、客観的な食事摂取の評価方法の確立を目指すものである。その結果、健康な成人男性において、摂取前後の血液や尿中の代謝物によって、肉や魚の摂取を評価することが可能であることが示唆された。今後も肉や魚以外の食品について検討を行い、客観的な食事摂取の評価方法の確立を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で示唆された結果を元に、客観的な食事摂取の評価方法の確立ができれば、特定の代謝物を指標として食生活の把握ができるため、簡易キットなどで食生活の早期把握が可能となり、生活習慣病の一次予防に繋がることが考えられる。医療施設では、管理栄養士による栄養指導や医師による治療がより的確となり、生活習慣病発症リスクが軽減することが期待される。
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