研究課題/領域番号 |
19K20156
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 福岡国際医療福祉大学 (2021-2022) 国際医療福祉大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
池田 拓郎 福岡国際医療福祉大学, 医療学部, 講師 (20611792)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 運動視 / 立体視 / 歩行 / 姿勢 / 足圧中心変位 / 平衡機能 / 事象関連電位 / 視覚誘発電位 / 立体運動視 / ランダムドットステレオグラム / 姿勢制御 / 視覚情報処理 / 脳内神経ネットワーク / 転倒 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、健常成人と高齢者の脳活動(事象関連電位)とバランス能力(重心動揺)を測定し、視空間情報の脳内情報処理とバランス能力との因果関係を検討する。また、高齢者には、運動機能と認知機能を前述に加えて測定し、加齢変化を縦断的に調査する。2019年度には健常成人の基盤モデルを構築し、2020年度以降は3年間に渡って高齢者を測定し、時系列に解析する。
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研究実績の概要 |
歩行中の頭部動揺の増大が動的不安定性の要因となると考えられているが,進行方向の情報源となる視空間認知が関与するかはわかっていない.本研究では,Optic flow (OF)感覚閾値が歩行時の頭部動揺に与える影響を検討した.400個の白色ドット(サイズ 0.2 度,移動速度 5.0 度/秒)を7段階のレベルで共同運動を呈示し,対象者には湧き出し方向または吸い込み方向を選択させ,共同運動レベル(OF閾値)を算出した.歩行計測には慣性センサを用い,200Hzのサンプリング周波数で11mの平常歩行中の頭部の加速度信号を記録した.結果,OF閾値が高い群(HI-OF)と低い群(LOW-OF)で分けたところHI-OF群の左右方向の加速度は,LOW-OF群に比べて有意に高かった.上下ならびに前後方向では有意差を示さなかった.以上のことから,OF知覚の低下が平常歩行時の頭部の左右の動揺を引き起こすことが示唆された.OF認知が歩行時の動的不安定性に関与する可能性が考えられた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究期間前半は,COVID19と研究代表者の所属機関の転籍の影響を受けてやや遅れを生じていたが,一昨年度より,研究計画を修正したことによっておおむね順調に進展している.
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進方策として,追加実験を行うことでより詳細な視空間認知(特に,立体・運動視)と姿勢および歩行との関連を明らかにする.
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