研究課題/領域番号 |
19K20159
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
池田 崇 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (80783381)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 分枝鎖アミノ酸 / 回復期リハビリテーション / 実現可能性 / 筋輝度 / 筋内脂肪浸潤 / 時間栄養学 / 運動療法 / Fast-track / fast-track / 併用療法 |
研究開始時の研究の概要 |
医療費の増加は社会問題となり現在の社会要請として、より効率的かつ効果的なリハの提供が求められている。近年、分枝鎖アミノ酸(BCAA)摂取の効果に関する研究は栄養学分野で積極的に行われ、運動とアミノ酸摂取を併用することで高齢者でも筋量と筋力が効率的に改善することが報告されている。本研究の目的は、回復期リハ病棟において患者にBCAAを併用した運動療法を実施し、より効率的な日常生活動作能力の改善が得られるかについて、クロスオーバー比較試験を用いて実現可能性を検討することである。
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研究成果の概要 |
回復期リハ病院に入院する患者を対象に、分枝鎖アミノ酸(BCAA)を併用した運動療法の効果の実現可能性と至適な投与タイミングについて研究を行った。方法は、①整形外科患者にリハの実施直後に1日1回、BCAAかプラセボのいずれかを1か月間摂取し、次の1か月間は残りの片方を摂取するクロスオーバー比較試験を行い、筋力、筋量、身体機能に対する併用療法の効果を検討した。結果は、筋肉の質を反映する筋輝度について、効果の再現性である実現可能性が確認できた。②脳卒中患者にBCAAを朝食時か午後のリハ直後のどちらの摂取タイミングが有効か検討した。朝食群では体脂肪量の減少が得られたほか、どちらでも筋量の維持が出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
要介護高齢者の増加が喫緊の社会課題となって久しい。サルコペニア・フレイルの診療ガイドラインでも運動と栄養の併用が推奨されている。潜在的にサルコペニアなどを併存しやすい回復期リハ期の運動器疾患や脳卒中患者に対して、BCAAを併用することでの効果の再現性や至適な摂取タイミングが明らかになることは、より効果的・効率的なリハの実施による早期退院と医療費の削減に寄与すると考える。
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