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サプリメント開発に向けたβ-カロテン腸吸収前後での胆汁酸混合ミセルの構造変化

研究課題

研究課題/領域番号 19K20166
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関摂南大学

研究代表者

相澤 秀樹  摂南大学, 薬学部, 助手 (40340864)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードX線小角散乱 / β-カロテン含有ミセル / 組成 / 形状・大きさ / Caco-2細胞 / β-カロテン吸収量 / 構造活性相関 / 調節技術開発 / 脂溶性成分 / βーカロテン / 腸管での吸収 / 胆汁酸混合ミセル / 小角散乱 / ミセルの形・大きさ / ミセルの形・大きさの変化 / 中性子小角散乱
研究開始時の研究の概要

本研究は、ヒトの腸細胞を模したヒト結腸癌由来の細胞(Caco-2細胞)へのβ-カロテンの吸収前と後の胆汁酸混合ミセルについて中性子およびX線小角散乱測定を試み、その測定結果を解析することにより胆汁酸混合ミセルの形・大きさを解明することを目的としています。①中性子およびX線小角散乱の測定実験のための実験課題申請をします(以降、実験課題とします。)。②実験課題合格後、測定日程調整を行い、その日程にあわせて測定試料を調製します。③中性子小角散乱およびX線小角散乱を測定します。④測定結果を解析して、その結果をまとめて、頃合いをみてその成果を学会発表および論文に投稿して成果を公表します。

研究成果の概要

本研究では、X線小角散乱を用いてβ-カロテン含有ミセルの組成におけるβ-カロテン含有ミセルの形と大きさを決めることに成功した。β-カロテン含有ミセルの組成におけるCaco-2細胞へのβ-カロテン吸収量の文献値との比較から、小さな球状ミセルは吸収が大きく、大きな楕円体状ミセルは吸収が中程度で、円柱状ミセルは吸収が低いことがわかった。これにより、β-カロテン含有ミセルの形状と大きさが吸収に影響を与えることが示唆された。さらに、ミセルの組成、形状・大きさ、β-カロテンの吸収には一連の関連がある可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来、薬学および栄養学においてβ-カロテンの吸収現象はβ-カロテン含有ミセルの組成でβ-カロテンの吸収が起こるかどうかやその吸収量の大小に基づいて細胞での現象として理解されてきた。本研究では、ミセルの立体的形状という従来の手法と異なる物理的視点からβ-カロテンの吸収現象解明を試みた。さらに、β-カロテン含有ミセルの形と大きさとCaco-2細胞表面との間にβ-カロテンの吸収に関する構造活性相関が存在する可能性を示した。この研究成果は、β-カロテン吸収量の調節技術開発および新しい製剤・サプリメントの開発に大きな影響を与えることが期待され、学術的にも社会的にも重要な意義をもつ研究成果であるといえる。

報告書

(2件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 溶質の形と大きさを決定するプログラムの高速化の試み2020

    • 著者名/発表者名
      相澤秀樹
    • 学会等名
      2019年度量子ビームサイエンスフェスタ
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] Effects of concentration and ratio of component on the morphology of taurocholic acid-based mixed micelles as determined by small-angle X-ray scattering2019

    • 著者名/発表者名
      相澤秀樹
    • 学会等名
      OKINAWA COLLOID 2019
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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