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少量鶏卵経口免疫療法へのビフィズス菌の効果に関する無作為二重盲検化対照比較試験

研究課題

研究課題/領域番号 19K20192
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

前田 麻由  昭和大学, 医学部, 助教 (10772824)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード鶏卵アレルギー / 経口免疫療法 / ビフィズス菌 / 耐性獲得 / 小児 / 減感作 / 腸内細菌 / 食物アレルギー / 腸内細菌叢
研究開始時の研究の概要

経口免疫療法では多くの症例が何らかの誘発症状を経験し、時に重篤な副反応が出現したり、耐性獲得(治癒)を望めない症例が存在する問題点があり、より安全に効果的な経口免疫療法の開発が望まれる。本研究では、幼少期の鶏卵アレルギー患者に対する鶏卵少量維持経口免疫療法に、ビフィズス菌(Bifidobacterium breve M-16V)の併用がプラセボと比較して耐性誘導獲得において有効であることを無作為化二重盲検対照比較試験で明らかにする。また前後の血清、糞便、皮膚の免疫および炎症指標(抗原特異的IgE、IgG4、腸内マイクロバイオームの多様性)を比較し、耐性誘導の適切な指標を明らかにする。

研究実績の概要

本研究は、幼児期の鶏卵アレルギー患者の経口免疫療法における耐性誘導において、プロバイオティクス(ビフィズス菌)の介入効果を無作為二重盲検化して明らかにすることを目的とする。また効率的な耐性誘導の指標となるマーカーの探索を行うことを目的としている。第一の目的は、経口免疫療法にプロバイオティクスを介入させることにより耐性誘導を促進するかどうかを明らかにすることである。第二の目的は、経口免疫療法の前後でバイオマーカー(血清特異的IgE値、血清特異的IgG4値、便中カルプロテクチン、皮膚プリックテスト等)や腸内細菌叢の多様性の変化を比較し、さらに介入の有無で比較影響を明らかにすることである。第三の目的は、経口免疫療法における副反応発生率や有害事象発生頻度をプロバイオティクス群とプラセボ群で比較検証することである。
2022年度末で患者の登録は50名である(目標対象数は60名)2019年度までは登録の進捗は順調であったが、コロナウィルス流行の影響で研究エントリー数が停滞していたこともあり、予定より登録人数が下回り、研究期間が延長していた。研究試薬の提供の問題からこれ以上研究期間を延長することが難しく、目標の8割の患者登録が済んだことから、2022年度をもって新たな患者登録は終了とする方針とした。
現時点で研究期間中に重篤な副反応などにより脱落する症例はなく、安全性に問題はない。
研究に参加した患者のプロバイオティクスを用いた研究自体はすべて終了しており、現在結果を解析中であり、一部のバイオマーカーについては外部委託による測定中である。
本研究は二重盲検化比較試験のため、研究終了までは結果の評価はできない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2019年度までの患者登録は順調であったが、2020年度以降はコロナウィルス流行の影響で研究エントリー数が停滞しており、研究期間を予定より延期していた。研究試薬の関係からこれ以上の研究期間延長は困難であり、目標の8割を超える患者登録が終了したので、2022年度末で研究のエントリーは終了とすることとし、2023年度に登録患者のプロトコルに沿った治療はすべて終了した。現在治療結果の解析と、治療中に測定した検体を測定、解析中である。研究期間中に重篤な副反応などにより脱落している症例はない。

今後の研究の推進方策

研究自体は終了しているため、2024年度に外部委託している検体の測定結果が出た後にすべての解析を行い、研究結果を学会ならびに論文で発表予定である。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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