研究課題/領域番号 |
19K20200
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
安彦 鉄平 京都橘大学, 健康科学部, 准教授 (80708131)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 胸腰椎疾患 / 筋量 / 筋質 / ADL能力 / 脊椎疾患 / 骨格筋量 / 細胞外液比 / 体組成 / FIM / 腰痛 / 筋力 / 体幹筋量 / 心理的要因 / 疼痛 / 高齢者 / 非特異的慢性腰痛 / 筋特性 / 骨格筋 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者の腰痛は、ロコモティブシンドロームやQOLの低下、医療費増大の原因であり、解決すべき社会問題のひとつとされている。このような背景から高齢腰痛者に対する効果的な運動プログラムを開発が望まれている.そこで本研究目的は、高齢腰痛者者の筋の量的特性,筋内脂肪や筋線維の変性などの質的特性を明らかにし、さらに準無作為化比較試験によって高齢腰痛者に対する筋特性に対応した運動プログラムの効果を検証することである。
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研究成果の概要 |
本研究目的は、高齢腰痛者者の筋の量的特性,筋内脂肪や筋線維の変性などの質的特性を明らかにすることとした。対象は、胸腰椎疾患を有する入院患者を対象に,筋量および筋質と運動機能との関連を横断的に検証し,さらに筋量および筋質の変化量が運動FIMの改善に与える影響について縦断的に検証した。その結果、運動FIMの改善に影響する要因として細胞外液比,CS-30およびVASの変化量が抽出された。これら結果から,筋量は筋力と,筋質は筋力に加えて運動パフォーマンスと関連し,運動FIMの改善には筋質の改善が影響することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、胸腰椎疾患患者の筋量および筋質の変化および運動機能、疼痛に関する心理的特徴、ADL能力を縦断的に調査し、ADL能力の改善したものは、筋質が改善し、疼痛が改善し、立ち上がり能力が向上したものであることがわかった。これまでは、疼痛および運動機能の改善に主眼が置かれていたが、本研究では筋質の改善の重要性を示すことができた。
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