研究課題/領域番号 |
19K20202
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 西九州大学 |
研究代表者 |
今井 里佳 西九州大学, 健康栄養学部, 講師 (10795107)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 口腔環境評価 / 咀嚼力評価 / 食生活要因 / 遺伝的要因 / 口腔環境(健康)の維持・向上 / 食育プログラムへの応用 / 口腔環境(歯ぐきの健康)評価 / 環境的要因 / 口腔環境(歯ぐきの健康)の維持・向上 / 食育プログラム / 咀嚼能定量化 / 口腔機能の維持・向上 / 咀嚼能力定量化 / 口腔環境 / 咀嚼力 |
研究開始時の研究の概要 |
食を通して健康寿命を延伸するためには、生涯にわたる食生活の基礎となる小児期から高齢期に至るまで‘食べる器官’である「口腔」の健康と関連させた食育を推進していくことが重要である。 本研究では、口腔環境・咀嚼力に影響を及ぼす因子に着目し、ライフステージ別にそれらの実態を把握することを目的とする。これら一連の成果は、ライフステージ別の特徴、地域別の情報収集のみならず、食育や現場での栄養指導・栄養教育を適切に行うための重要な基礎資料であり、食を通した健康寿命の延伸にも期待できる。
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研究成果の概要 |
口腔機能の維持・向上をはじめとする歯科口腔保健の取組には、格差を生む因子特性の検討を含め、ライフステージ毎の歯科口腔機能の状況を適切に把握する必要がある。本研究では、九州在住の若年成人層を対象とし、口腔環境状態や咀嚼力の測定を行った。また、食生活調査や遺伝的要因についても検討を行った。その結果、若年成人では、高齢者との比較検討により「歯の健康」に対する取組強化の必要性が認められた。また、口腔環境状態に寄与する因子として、「歯磨き時間の違い」や「ビタミン類の摂取頻度」との関係が示唆された。遺伝的要因については今後も検討の余地がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若年成人層における歯科口腔保健の取組として、歯や歯茎の健康に対する戦略方向性が示唆された。また、今後の取組課題である、因子特性による口腔機能格差問題においても、個人差を基に実施する“テーラーメイド歯科口腔保健”の仕組みづくりへ応用するための基礎研究となることが期待される。
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