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変量効果モデルによるメタアナリシスにおけるモデル誤特定下での統計的推測

研究課題

研究課題/領域番号 19K20229
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分60030:統計科学関連
研究機関慶應義塾大学 (2021)
統計数理研究所 (2019-2020)

研究代表者

長島 健悟  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (20510712)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードメタアナリシス / 変量効果モデル / 予測区間 / モデル誤特定 / 多変量メタアナリシス
研究開始時の研究の概要

メタアナリシスとは,過去に行われた複数の臨床試験の結果を統合し,関心のある薬剤等の治療効果等の大きさを評価する研究手法である.統合効果の推定には,各試験の効果の真値が異なる事を考慮した,変量効果モデルがよく用いられ,モデルの仮定から乖離した場合の影響評価は非常に重要である.近年では,統合結果として平均治療効果の予測区間を示すことも重要視されているが,その構造から,予測区間はモデル誤特定の影響をより強く受けると考えられる.本研究では,単変量・多変量の変量効果モデルにおいて変量効果の分布を誤特定した場合の統合効果の推定に対する影響を評価し,誤特定の影響を受けにくい統計的推測手法について検討する.

研究成果の概要

メタアナリシスの予測区間を算出するために以前に公開済みであったRパッケージ(pimeta package)を,多くの推定手法を適用できるように改良・公開した.改良したパッケージで適用可能な各推定手法とソフトウェアの使用方法を解説したソフトウェア論文を作成した.単変量の変量効果モデルにおけるモデル誤特定下での予測区間の研究を行った.Nagashima et al.(2019)の方法が様々な条件下で他の予測区間の推定方法よりも名義の被覆確率を制御できること.Wang & Lee(2019)の方法は今までと異なるタイプの方法であること示した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

メタアナリシスの適用結果は,医療政策や診療ガイドラインの策定などの公的な用途にも活用されており,社会に与える影響は非常に大きいと考えられる.本研究の成果により,既存の方法論よりも正確なエビデンスを提供することが可能となるため,学術的に非常に大きな貢献が期待できる.
また,メタアナリシスで用いる変量効果モデルは,線形混合効果モデルの一種である.線形混合効果モデルは,幅広い領域で用いられる広範なモデルを含んでいる.モデル誤特定下での予測区間への影響は今までに検討されていない.本研究の成果により,広いクラスで適用可能な新しい理論的知見が得られると期待できる.

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 備考 (3件)

  • [備考] pimeta: an R package of prediction intervals...

    • URL

      https://arxiv.org/abs/2110.07856

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [備考] 変量効果モデルによるメタアナリシスにおけるモデル誤特定下での予測区間の推定

    • URL

      http://hdl.handle.net/10787/00034148

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] pimeta package

    • URL

      https://github.com/nshi-stat/pimeta

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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