研究課題/領域番号 |
19K20243
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 京都情報大学院大学 |
研究代表者 |
中口 孝雄 京都情報大学院大学, その他の研究科, 准教授 (20775762)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | サービスコンピューティング / 機械学習 / Webサービス / サービス合成 |
研究開始時の研究の概要 |
サービスコンピューティング技術によって,様々な機能が統一されたインタフェースでインターネット経由で利用可能になり,機能を利用するためのサーバ構築や,機能毎異なるインタフェースに対応するための開発コストが削減された.本研究では近年進歩の目覚ましい機械学習技術を用いた画像認識や物体検出といった機能に対してもこのアプローチを拡大し,より多様な機能を少ないコストで自由に組み合わせ利用できる環境を実現するものである.そのため機械学習固有に必要となるインタフェースの定義やプロトコルの拡張を行い,必要なコンピュータや機材を購入して機械学習サービスを構築し,サービスの利用例を作成して提案アプローチを実証する.
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研究成果の概要 |
本研究では、機械学習技術を応用したアプリケーションソフトウェアの開発や、機械学習技術を組み合わせた新たな機能の作成を容易にするため,機械学習技術へのサービスコンピューティングの適用に取り組んだ。複数の機械学習技術の入出力を整理し17のサービスインタフェースを定義し、機械学習サービスを提供するためのサービス基盤を構築した。実際にその基盤上で149のサービスを作成し、サービスを組み合わせたサービスも作成し、サービスを呼び出すアプリケーションソフトウェアの構築例も作成した。研究を通じ2件の論文誌採択、1件の研究会発表を行い、作成したソフトウェアをオープンソースとして公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然言語処理技術に対してはサービスコンピューティングを適用した言語サービス基盤が存在し、同種の技術を共通のサービスインタフェースで呼び出し、またサービスを組み合わせて新たなサービスを作成できる。しかし、近年進歩の著しい画像認識や物体検出といった機械学習技術を用いた機能に関しては同様のものが存在しない。本研究では機械学習サービス基盤の実現に向け、複数の機械学習技術のサービスインタフェース定義、サービスの実行管理を行いサービスの組み合わせを可能とするフレームワークの作成、それらを利用したアプリケーション例の作成を行い、成果を論文発表、およびオープンソース化し、学会・社会へ提供した。
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