研究課題/領域番号 |
19K20293
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
遠藤 優 金沢大学, 機械工学系, 助教 (50803293)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ホログラフィ / 画像処理 / 画像再構成 / 最適化 |
研究開始時の研究の概要 |
ホログラフィと画像処理を組み合わせた計測技術(DH: Digital Holography)では,画像処理が複雑化・多様化し,その開発に要するコストの増大が問題となっている.本研究では,DHシステムにおける画像処理を最適化問題として統一的に扱う手法を提案し,スケーラブルかつ高性能なホログラム画像処理フレームワークの構築を目指す.また開発したフレームワークを様々なDHシステムに応用し,その有用性を実証する.
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研究成果の概要 |
ホログラフィと画像処理を組み合わせた計測技術であるデジタルホログラフィでは,光学系に応じて画像処理システムを設計する必要があり,高性能な画像処理システムの開発に要するコストが増大している.本研究では,デジタルホログラフィにおける画像処理を最適化問題として統一的に扱うことで,スケーラブルかつ高性能なホログラム画像処理フレームワークの構築に取り組んだ.近接分離に基づく反復最適化アルゴリズムを用いたホログラム画像処理フレームワークを開発し,インラインホログラフィや単一画素ホログラフィックイメージングに適用し,その有効性を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デジタルホログラフィは対象の3次元情報をレンズレスで取得できる技術であり,広視野・高分解能・高速な3次元観察を実現できる技術として幅広い分野で活用されている.特に,コントラストの低い透明試料を染色せずに観察できるため,生命科学や医療分野での活用が期待されている.本研究で開発したフレームワークは,デジタルホログラフィに基づく計測システム全般で広く活用でき,その画像処理システム開発の容易化・高性能化に貢献するものである.
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