研究課題/領域番号 |
19K20296
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
|
研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
小山田 雄仁 鳥取大学, 工学研究科, 助教 (30708615)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 計画計測 / Active SLAM / 撮影支援 / データ選択 / ガウス過程 / 計測計画 / データ計画 |
研究開始時の研究の概要 |
貧弱な計算資源を持つ研究者の活動を支援するため,申請課題では経験知を補う2つの解決策を提案する.経験知を補うデータ選択は既に計測・取得した良質・悪質なデータを含む大量のデータから少量の良質なデータを選択する.一方で,経験知を補うデータ計測はこれから対象物体の計測を行う状況を想定している.計測対象の特徴・性質を考慮しながら少量の良質なデータを計測する.計測・撮影者が人間であれば次にデータを計測す べき位置・姿勢などを計測者に指示し,ロボット・ドローンであればロボット・ドローンの位置・姿勢を制御することになる.
|
研究実績の概要 |
多視点ステレオによる3次元復元の撮影支援法を実装した. 静的なシーン・物体を手持ちのRGB-Dカメラで撮影する撮影者を対象とし,SLAM(Simultaneously Localization And Mapping)の技術により,撮影をしていない領域・撮影データが十分足りていない領域を撮影者に提示し,撮影者が次に撮影をする場所を判断する.入力データは時々刻々と撮影されるRGB-Dカメラの画像(カラー画像とデプス画像)となる.撮影したカラー画像とデプス画像はキャリブレーションで得られたパラメータを基に位置合わせを行い,RGBD画像として扱う.一時刻前に撮影したRGBD画像とのマッチングを行い,現在のカメラの位置・姿勢を逐次的に計算する.次に,現在のカメラの位置・姿勢を基にRGBD画像のマッピング(簡易3次元復元)を行う.簡易3次元復元された結果はVoxel Grid形式で保持される.簡易3次元復元された結果から抽出した点群データに対してPoisson Surface Reconstructionを行い,物体表面のメッシュデータを生成する.メッシュデータ上の点群の密度を擬似的な3次元復元誤差とみなして,疑似エラーマップとして扱う.撮影者に対して,簡易3次元復元された結果と疑似エラーマップの両者を提示する.簡易3次元復元された結果を見ることで,撮影していない領域が明らかになる.疑似エラーマップを見ることで,撮影データが不足している領域が明らかになる.撮影者は,上記の二つの可視化を見ながら,これから撮影するべき領域を自身で判断して撮影をする. 現在,評価実験の準備を行っている.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
Active SLAMに基づく撮影支援法を実装した. 撮影支援のための可視化の機能が未着手になっている. 現在,撮影支援のための可視化に関するサーベイ・実装及び実験計画を立てている.
|
今後の研究の推進方策 |
撮影支援のための可視化を実装し,撮影支援の効果を検証する実験を行う. 対象物体のスケールを手持ちサイズ,ラボサイズ,建物サイズと変化させながら,提案手法による撮影支援の効果を検証する.
|