研究課題/領域番号 |
19K20303
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
高橋 智博 東海大学, 情報理工学部, 講師 (40756300)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 不均一サンプリング / 信号修復 / 画像修復 / RGB-Dカメラ / 信号処理 / ランダムラインスキャン / ランダムサンプリング / 適応画像修復 / レーザースキャン / レーザー撮像 / ランダムスキャン / Depthカメラ / RGB-D |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,レーザー屈折結晶を用いた新たなレーザー撮像方式を提案し,信号処理の側面からその基礎理論を確立することである.本撮像器は対象の色情報と深度情報とを位置ずれ無く同時に取得でき,計測時間に比例する解像度が得られるものであるが,高解像度な画像を取得する場合は測定時間が長くなることが問題である.本研究では以下に示す3つのアプローチによって,高速かつ高解像度なマルチスペクトル-深度カメラの実現を目指す. 1. サンプリングするべき点をリアルタイムに評価しスキャンに反映させる技術 2. 線状にスキャンされることを前提とした画像復元 3. 複数の波長を観測する場合の適切なスキャン方法と画像復元法
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,レーザー屈折結晶を用いた新たなレーザー撮像方式を提案し,信号処理の側面からその基礎理論を確立することである.不均一な観測と画像補間の技術を組み合わせることで,必要な部分に必要なだけの解像度を実現するための新たな信号処理的アプローチを探求した.研究期間において,画像の全体像がわからない状況下における適切な観測方法を明らかにし,論文等でその成果を公表した.提案法はランダムに観測を行う場合と比較してPSNRと呼ばれる評価量において平均1dBの画質改善効果が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって,単一センサを用いた撮像装置において不均一サンプリングと画像修復を組み合わせて使用した場合に,サンプリングの密度を動的に変化させる方法が最終的な修復画像に与える影響について明らかにした.この成果は必ずしも単一センサを用いた撮像装置のみに限らず,不均一サンプリングを活用する様々な観測装置において応用が可能であると考えられる.例えば磁気共鳴分光装置でも不均一サンプリングが用いられており,こうした化学計測の分野でも活用が期待される.
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