研究課題/領域番号 |
19K20316
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福里 司 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 助教 (30809968)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | コンピュータグラフィックス / ユーザインターフェース / モデリング / プログラミング / 手描きアニメ制作 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,手描きアニメ制作を効率的に制作するためのデザイナ向け支援ツールを研究開発するものである.本研究の特色は,従来のCGにおける形状処理とは大きく異なり,デザイナが用いる経験的な技法を参考に,アニメ制作に特化したインタラクション手法を確立する点にある.具体的には,アニメ制作の工程である「モデリング」や「動きのデザイン」の効率化に加え「技法の定量化と活用法の検討」を目指す.
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研究成果の概要 |
セルアニメ作品の制作における「デザイナの手間の簡略化」を目標とする支援技術を開発した.これまでのアニメ制作に関する研究は、画像認識や物理エンジンなどの全自動システムであるため、セルアニメのような「物理的な矛盾」や「デザイナの感性や意図(こだわり)」を反映させることが困難であった。そこで本研究は、セルアニメ作品の制作工程及び、プロのデザイナが用いる要素技術に着目し、これらを計算機上で再現するシステムを実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CG技術は「一つの解」を導き出す手法に過ぎず,デザイナによるこだわり(例:物理的な矛盾)を含むセルアニメ作品の制作には不向きである.その結果、セルアニメ作品を制作する際,デザイナに膨大な(経験的な)知識や多大な作業時間を要求してしまう現状にあった。本研究の研究成果は、制作現場における経験的な技法を計算機上で再現することで、今後の映像現場における根本的な問題(例:人手不足)の解決につながると考えられる。
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