研究課題/領域番号 |
19K20319
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岡地 祥太郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (30742407)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 気管支鏡 / スマートグラス / ヘッドマウントディスプレイ / シミュレーション / head-mounted display / ROSE / ナビゲーション / 眼鏡型ウェアラブル端末 / 遠隔医療 / メガネ型ウェアブル端末 |
研究開始時の研究の概要 |
気管支鏡検査は肺癌など呼吸器疾患の診断に広く用いられています。本研究は、メガネ型ウェアラブル端末を用いた気管支鏡検査の支援方法の確立を目的としています。検査中術者は内視鏡の画面、CTなどの画像検査、X線透視画像、生体監視モニターなど複数の情報を表示する多数のモニター(ディスプレイ)を参照します。本研究では外部デバイスからの医療情報をメガネ型端末から術者視野に表示させながら検査を実施し、その有用性、問題点について解析を行います。また、カメラを備えた端末を用いて気管支鏡検査の遠隔支援、教育システムの構築を目指します。
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研究成果の概要 |
メガネ型ウェアラブル端末を用いた気管支鏡検査支援を目的として研究を実施した。気管支鏡時に用いられるCT画像、仮想気管支ナビゲーション画像、X線透視画像、内視鏡画面、生体監視モニターなどの画像を変換し、HDMIマルチビューワーを介してスマートグラス(Moverio BT-35E、EPSON)へ切り替え表示させるシステムを構築した。本システムと気管支模型を用いて気管支鏡シミュレーションを複数の医師で行い、問題なく画像が参照できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気管支鏡検査の際には多くの画面を術者が参照しなければならず、これが術者にとって負担となり、患者さんにとっても不利益につながる可能性がある。今回私たちはヘッドマウントディスプレイを使った気管支鏡検査時の画像参照が実現可能であることを示した。今後も医学の発達により医療者が検査や手術の際に参照する医療画像や術者を支援するガイドなどの情報は増えていくことが予想され、メガネ型端末を装着しての気管支鏡検査に関する研究の意義があると考えている。
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