研究課題/領域番号 |
19K20326
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 公立諏訪東京理科大学 |
研究代表者 |
山口 一弘 公立諏訪東京理科大学, 工学部, 講師 (90649063)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 計算機合成ホログラム / CGH / 電子ホログラフィ / 無線伝送システム / GPGPU / ホログラフィ |
研究開始時の研究の概要 |
3D表示方式の1つである計算機合成ホログラム(CGH: Computer Generated Hologram)では,ホログラフィと同様に自然な立体視を実現可能であり,かつ,高い臨場感を持つため,将来の3D表示技術として注目されている.
本研究では,フルカラーCGHの計算(撮影・記録),無線伝送,表示を組み合わせたシステムを開発し,伝送エラーによる画質劣化の影響のないフルカラーCGH無線伝送システムの開発を目的とする.CGHの無線伝送時に発生する伝送エラーが与える画質劣化の影響をシミュレーションおよび光学再生実験により解明し,フルカラー3次元動画像のストリーミング再生を実現する.
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研究成果の概要 |
本研究では,フルカラーCGHの計算(撮影・記録),無線伝送,表示を組み合わせたシステムを開発し,伝送エラーによる画質劣化の影響のないフルカラーCGH無線伝送システムの実現を目的とした.この研究により,CGHの無線伝送時に発生する伝送エラーがCGH自身へと与える影響や再生像が伝送エラーによって受ける画質劣化の影響をシミュレーションおよび光学再生実験により解明し,伝送エラーによる画質劣化の影響のないフルカラーCGHの無線伝送を行い,フルカラー3次元動画像のストリーミング再生の実現性について検討を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CGHの計算方法やCGHを表示する光学系に関しては盛んに研究されているが,計算したCGHを表示装置へと伝送する研究については数少なく,未解明な点が多かった.本研究では,伝送時に生じる伝送エラーがCGHの再生像へ与える画質劣化の影響を検討し,理論的・実験的にその影響について研究をおこなった.特にフルカラー再生像に与える画質劣化について,波動光学に基づく数値解析により画質劣化の光学的特徴を明らかにし,実環境下におけるCGHの無線伝送とフルカラー再生化の実現生について検討を行った.これにより,計算したCGHの伝送の自由度が向上し,HMDベースのCGH表示などへの応用が期待できる.
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