研究課題/領域番号 |
19K20330
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
双見 京介 立命館大学, 情報理工学部, 助教 (70810159)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 人間拡張/Human Augmentation / デジタルマインドコンピューティング / HCI/ヒューマンコンピュータインタラクション / 行動変容技術/Persuasive tech. / 錯覚/心理効果/認知バイアス / ウェアラブル/ユビキタス/モバイル / 情報インターフェース/情報提示 / センシング/認識 / 人間拡張工学/ヒューマンオーグメンテーション / デジタルマインドテクノロジー / ヒューマンコンピュータインタラクション / 錯覚/心理効果/認知バイアス/心理/認知 / モバイル/ウェアラブル/ユビキタス / 情報インターフェース / センシング/認識/予測 / デジタルマインドコンピュータ / 人間拡張工学 / 錯覚・心理効果・認知バイアス / モバイル・ウェアラブル・ユビキタス / 心理・認知 / persuasive technology / デジタルサイコマジック / 人間拡張 / 錯覚 / 心理効果 / 行動変容 / ナッジ / 情報提示技術 / ユビキタスコンピュータ / ウェアラブルコンピュータ / Augmented Human |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、日常生活に存在するあらゆる情報提示機器を利用して、その利用場面における主たる目的が無意識的に実現されるように心身に魔法をかける「主目的実現型錯覚」を生む情報提示技術の実現である。この実現のために、心理的・認知的な錯覚を起こす情報提示的な要素を理解してコントロールすることで、主目的の実現を害することなく促進する錯覚をユーザに起こす手法の提案と実証を行う。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,日常生活のあらゆる情報機器を利用して,ユーザの目的が無意識的に実現されるように心身に錯覚を起こす「主目的実現型錯覚」を生む情報提示技術の実現である.この実現のために,心理的・認知的な錯覚を生む情報提示的な要素を解明して操作する手法,及び,人のセンシング手法を,多様な方向に参加者の関心を指針に推進した. 本年度は,論文誌8件,ウェアラブルコンピュータトップカンファレンス1件,国内学会13件,受賞1件,産学連携イベントの講演1件,一般メディア掲載2件を得た.主な成果を挙げる.筋電センサ情報フィードバック内容に錯覚を起こす改変をすることで身体負荷を無意識に増減する手法の成果が,論文誌Frontiersに採択された.スマートウォッチの触覚刺激やディスプレイの視覚刺激の与え方に錯覚が起こる工夫をすることで体感経過時間を無意識に操作する手法とその効果の状況差の成果が,論文誌SensorsとIEEE Accessに採択された.また,感情推定AIが起こす認知バイアスを操作して人の印象を無意識に向上・低下させる手法,暗記学習アプリ画面に視覚的変調を起こして暗記力を無意識にブーストする手法が論文誌に採択された.センシング手法においては,無声発話動作/サイレントスピーチの認識機能をアイウェアやイヤラブル機器に簡便に付ける手法が国際会議ISWCに採択された.また,アイウェアを用いた眼球移動認識手法,イヤーアクセサリを用いた表情認識手法,アイウェアを用いた鼻呼吸入力の認識手法の成果が論文誌に採択された.また,錯覚を操作するウェアラブルマインドハック技術のダークサイドの可能性や、その他の萌芽的な研究について国内発表を行った.成果の一部は,ラジオ(J-WAVE東京FMラジオ局)やウェブメディア(ITmedia NEWS),講演(京都リサーチパーク主催)で紹介した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通り,本研究構想に沿う手法の実装と検証ができたため.また,研究成果の一部が当該分野の最難関会議や論文誌に採択されたため.
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今後の研究の推進方策 |
本研究構想の有効性と限界と応用可能性のまとめ,今後の進展のための計画,仲間集めやコミュニティ作りや成果報告イベントを行う.並行して,これまでの成果を発展させた研究の遂行と,成果の公開も行う.
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