研究課題/領域番号 |
19K20331
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
榎並 直子 武庫川女子大学, 生活環境学部, 講師 (80628925)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 視野狭窄 / 歩行実験 / ながら歩き / 研究中断 / 可視化 / 視覚機能 |
研究開始時の研究の概要 |
IoTデバイスを歩行中に利用し,有効視野が狭窄することで重大事故を誘発する「ながら歩き」や,齢化にともない疾患による視野狭窄者も増加している.申請研究では,安全な歩行を支援する仕組みを構築するため,次の3つに取り組む.(1)視野狭窄時の歩行と視覚機能の働きを明らかにする.(2)視野狭窄が歩行動作に与える影響を可視化する.(3) 人の視覚機能の働きを考慮した安全な歩行支援を検討する.
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研究成果の概要 |
スマートフォンなどのIoTデバイスを歩行中に利用し,有効視野が狭窄することで重大事故を誘発する「ながら歩き」が社会問題となっている.さらに,高齢化にともない疾患による視野狭窄者も増加している.申請研究では,安全な歩行を支援する仕組みを構築するため,2つに取り組んだ。2019年度は、視野狭窄時の歩行と視覚機能の働きを明らかにするため、大規模VR装置を用いた被験者実験を行った.2020年度は、産休取得のため、研究を中断した。2021年度は被験者の空間把握機能を可視化するため、実験結果に対してX二乗検定を用いて比較し直立時、歩行時ともに課題を行っている結果に対して、有意な差あることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IoT時代が到来するといわれる現代において,情報提示をどのように行うかは重要な課題である.画面を見る必要のあるデバイスを利用する場合,周囲に対する注意が低下することは自明ではあるが,その注意がどのように低下するのか,またどのような危険性があるのかは明らかではない.本研究はそれらを明らかにする最初の事例となる.さらに,既存の歩きスマホを対象とした歩行機能や知覚機能を計測するシステムは足元知覚を考慮していない.これは,足元や任意の場所に知覚対象を提示することが困難であったためである.本研究では国内外でも類を見ない大規模な没入型VR装置を用いることで,歩行中の足元への仮想刺激の提示を実現する.
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