研究課題/領域番号 |
19K20383
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 日本工業大学 |
研究代表者 |
齋藤 早紀子 日本工業大学, 共通教育学群, 講師 (40838306)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 歩行 / 審美性 / 印象評価 / 運動学的特徴 / 感性評価 / 運動学 / バイオメカ二クス / 主観評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、第三者から美しいと思われるように歩くための指導法の確立を目指して、その第一ステップとして、第三者から美しいと思われるように歩くための運動学的機序を解明することを目標とする。この目標を達成するために、目的1)観察者の主観的評価によるヒトの歩行の審美性を決定づける因子構造を解明し、目的2)歩行の審美性を実現する運動学的特性を検討するという2つの目的に取り組む。
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研究成果の概要 |
本研究では、若年女性が第三者から美しいと思われるように歩くための運動学的機序を明らかにすることを目的とした。若年女性の歩容の美しさを評価するための、一般成人でも使用しやすい用語が選出された。これらの語を用いて歩行アニメーションの印象評価を行った結果、審美的印象と関連する運動学的特徴が確認された。さらに、女性の歩容の魅力的という印象が、観察者の性別によって異なることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、前後方向に上肢を大きく振り、体幹をまっすぐに伸ばすことで見るヒトに良い印象を与えられることがわかった。美しく歩くための書籍や教室が広く普及していることから、美しい歩き方の運動学的機序を明らかにしていくことによって、科学的根拠に基づいた歩き方の改善が可能となるとともに、姿形以外の美しさの新たな価値を創造することにもつながる。
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