研究課題/領域番号 |
19K20416
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
竹内 広宜 武蔵大学, 経済学部, 教授 (80824119)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | AIサービスシステム / ビジネスITアライメント / エンタープライズアーキテクチャ / パターン / モデリング / 機械学習システム / 危険な匂い / アンチパターン / サービス設計 / プロジェクトマネージメント |
研究開始時の研究の概要 |
人工知能技術(AI技術)を用いて新サービスを実現するプロジェクトでは、これまで以上にサービスを提供する事業部門と開発部門の間でのプロジェクトの共通理解や合意形成が重要となっているが、手法が確立されていない。そのため、サービスの開発プロジェクトが検証段階で終わるものが多い。そこで、本研究ではAI技術を用いた新サービス実現における効果的なプロジェクト管理を研究課題とし、新たにビジネスAIアライメントモデルを構築し、サービス設計の実践における有効性・有用性を検証すると共に実務に適用しやすいモデルとその活用手法を検討する。そして、AI技術を用いた新サービスの高品質な実現の促進を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、新しいAIサービスシステムの検討で事業部門と開発部門が効果的に協働する課題を解決するために、ビジネスAIアラインメントモデルの構築・評価とその活用方法の確立を目的とした。そしてITの組織内活用で用いられているビジネスITアライメントの考え方をAIサービスシステムの実現に対して拡張し、新しいAIサービスシステムの検討にあたり、組織の目標、業務、AIサービスシステムの関係性をビジネスAIアライメントモデルとして表現した。これにより、AIサービスを提供する事業部門と開発部門の間でサービスやその価値に対する共通理解と合意形成ができ、効果的なプロジェクト管理が可能となることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、AIサービスシステムの開発プロジェクトに関して、ステークホルダー間で共通理解をもつためのモデルとともに、プロジェクトの対象にあわせモデルを具体化する手法を確立した。これにより、AIプロジェクトの実践者が自らモデルを作成し、円滑にプロジェクトを推進できるようになり、リスク管理などにも活用できることが確認された。結果、AIプロジェクトの失敗要因を回避できることが示された。また、研究途中に新たに同定された課題である開発関連知識のモデル化について、MLプロジェクトのアンチパターンの整備を行い、広くプロジェクトで再利用可能な知識を公開し、実用化に貢献した。
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