研究課題/領域番号 |
19K20452
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分63020:放射線影響関連
|
研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
永根 大幹 麻布大学, 獣医学部, 講師 (10772064)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 放射線被ばく / 細胞老化 / 血管内皮細胞 / 一酸化窒素 / 放射線 / コレステロール / 脂質ラフト / 脂肪酸合成酵素 / 被ばく / 循環器疾患 / 脂肪酸合成 / 心血管疾患 / 炎症 / 放射線障害 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、放射線被ばくにより心血管疾患リスクが14-18%上昇することが報告された。この放射線による心血管疾患の病態は未だ明らかとなっていないが、心血管系の細胞老化とそれに伴う慢性炎症の関与が示唆されている。申請者はこれまで、放射線が照射された血管内皮細胞において一酸化窒素(NO)が産生されること。また、産生されたNOにより血管内皮細胞が老化することを明らかにした。この放射線誘導性NOによる細胞老化は、被ばく後の心血管疾患の病態形成に関与すると考えられる。よって本研究の目的は、血管内皮細胞における放射線誘導性NOの細胞老化機構の解明である。
|
研究成果の概要 |
放射線による心疾患は致死性が高く、放射線治療と被ばく管理において重要な課題となる。また、放射線による心血管疾患に、血管内皮細胞の細胞老化が深く関わると考えられるが、その分子機構は不明である。本研究の目的は、放射線誘導性NOによる細胞老化機構の解明を目的とした。本研究課題の成果として、DNA損傷応答による一酸化窒素産生が細胞内脂質・コレステロール代謝に影響を及ぼすことが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線による心疾患は致死性が高く、放射線治療と被ばく管理において重要な課題となる。また、放射線による心血管疾患に、血管内皮細胞の細胞老化が深く関わると考えられるが、その分子機構は不明である。本研究の目的は、被ばくによる心血管疾患の病態解明を目指し、放射線誘導性NOによる細胞老化機構の解明である。本研究の成果は、放射線による心血管疾患の病態機構の解明のため重要な知見となる。
|