研究課題/領域番号 |
19K20469
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 八戸工業高等専門学校 |
研究代表者 |
佐藤 健 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (40714712)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 電磁界分布 / 生体電磁環境 / 可視化 / 電磁界リスク / AR / Augmented Reality / 電磁防護指針 / 電磁界測定 / 機械学習 / 電波防護指針 / 拡張現実 |
研究開始時の研究の概要 |
電磁界による生体への影響は、疫学的、工学的なアプローチが数多くなされており、その結果を基に電磁界ばく露に関する国際的なガイドラインが定められている。しかし、電磁界が目に見えないことによる人々の不安を解消するまでには至っていない。本研究はこうした不安を軽減させるために、私たちの暮らしの中に存在する目に見えない電磁界を「より手軽に」「より正確に」そして「より効果的に」可視化することで、電磁界の健康への影響を正しく理解することができるユーザフレンドリーな測定システムの実用化を目指す。
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研究成果の概要 |
ICTや高速通信が普及するにつれ、私たちの身の回りにおける電磁界からの生体影響に関心が高まっている。電磁界は目に見えないことや直接的な刺激がほぼ感じられないため影響の有無や程度が分かりにくく、不安を引き起こす要因となっている。本研究では空間的な電磁界の分布を機械学習やAR(拡張現実)といった最新の技術を用いることで効果的に可視化し、電磁界リスクの程度をカラーマップやヘッドマウントディスプレイ上に表示することで、誰にでもわかりやすく表示するシステムの開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
空間的な電磁界分布を可視化することは、電磁界からの生体影響を正しく理解する上で重要である。本研究では計測した電磁界の強度を生体リスクの国際基準に照らし合わせることでその影響の程度を可視化し、AR技術を用いて効果的に電磁界リスクを理解できるシステムを実現した。このことは今後さらに利用が普及するであろう高周波帯を利用した高速通信による電磁界リスクを考慮する上においても有効であり、利便性と安全性とを両立する社会の実現に大きく貢献する成果である。
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