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都市と農村を越境する農業用水の自立的な資源管理プロセスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K20505
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
研究機関東京工業大学 (2020-2022)
北陸先端科学技術大学院大学 (2019)

研究代表者

坂村 圭  東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (30793749)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード用水 / 自立性 / 都市農村 / 価値認識 / 資源管理 / ガバナンス / 農業用水
研究開始時の研究の概要

本研究は、都市計画や都市の持続可能性で注目されている農業用水について、協働利用する都市側の「価値認識」「資源利用」「資源保全」を調査し、都市と農村を仲介する自然資源を自立的に管理するための資源戦略を分析することを目的とする。また、この資源戦略の実現を支える、都市と農家の資源利用を調整するガバナンスの仕組みも明らかにする。
農業用水は、農業のための利用が減少する一方で、都市における多面的な価値が認識されはじめている。しかし、この新たな資源利用に対応した管理手法は確立していない。そこで本研究では、資源利用と管理意識の関係性を明らかにし、資源管理の「自立性」指標を考察する。

研究成果の概要

本研究が目的としたことは、都市と農村を仲介する都市内の農業用水を、都市が自立的かつ持続的に管理するための資源戦略を検討していくために、協働利用する都市側の「価値認識」「資源利用」「資源保全」のつながりを調査することである。本研究のなかでは、「行政の用水整備と管理の意識」「即地的な用水の管理のための制度構築」「市民の用水利用と価値認識の実態」を並行的に調査した。そしてこれらの結果をもとに、金沢市の用水を対象に市民の自立的な用水管理を促進する環境整備のあり方を検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

都市において自然資源を保全していく重要性が社会的に認識され始めてきている。一方で、その保全のために、資源利用やサービス創出をもととした持続的な資源管理システムの検討を行うことはあまり行われていない。このなかで、本研究は価値認識、資源利用、資源保全のつながりを調査し、利用者と資源とのかかわりから資源戦略を検討するという点で学術的な独自性がある。また、ここから導かれた「自立性」という指標を活用することで、自治体の資源管理に対する負担額を減少させ持続的な資源管理に導くという点で社会的意義がある。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 金沢市の用水の多面的機能に対する住民の支払い意思額にみる環境整備の方向性2023

    • 著者名/発表者名
      坂村圭・江口健斗・上野裕介
    • 雑誌名

      ランドスケープ研究

      巻: -

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 金沢市用水保全審議会による用水の多様な利用と管理の即地的な調整に関する研究2021

    • 著者名/発表者名
      坂村圭・北畠拓也
    • 雑誌名

      ランドスケープ研究

      巻: 未定

    • NAID

      130008069935

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 金沢市の用水の多面的機能に対する住民の支払い意思額にみる環境整備の方向性2023

    • 著者名/発表者名
      坂村圭・江口健斗・上野裕介
    • 学会等名
      日本造園学会2023年全国大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 江戸時代から続く用水網は都市の生物多様性を高めるか?環境DNAによる魚類相の解明2022

    • 著者名/発表者名
      江口健斗, 上野裕介, 乾隆帝, 坂村圭, 郡司未佳, 今村史子
    • 学会等名
      日本生態学会第69回全国大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [図書] はじめて学ぶ生物文化多様性2020

    • 著者名/発表者名
      敷田麻実、湯本貴和、森重昌之、ドウノヨシノブ、愛甲哲也、内田奈芳美、菊地直樹、坂村圭、新広昭、須賀丈、三上修
    • 総ページ数
      224
    • 出版者
      講談社
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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