研究課題/領域番号 |
19K20512
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
陳 艶艶 福岡工業大学, 社会環境学部, 准教授 (10780463)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 環境意識 / 社会調査 / 多変量解析 / 環境配慮行動 / 定量調査 / 環境配慮行動の類型化 / 意識と行動の整合性 / 計量分析 / 現地視察の報告 / テキストマイニング / データ分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はこれまで蓄積してきた意識調査データを振り返る解析を土台に、環境配慮行動に有意な影響を与えうる変数を抽出し、それを新たな調査データに検証するという流れの取り方に独自性がある。多様な標本調査法に則った調査データを基に、環境配慮行動に影響を及ぼしうる要因を特定し、精度の高い環境配慮行動の予測モデルの構築を試みる。それを日本の福岡市と中国の杭州市の標本調査データに適用して、個々の要因の働きを計量的に評価することで、行動予測モデルの有効性を検証する。
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研究成果の概要 |
環境配慮行動の形成メカニズムについて、これまで収集してきた意識調査データの解析を踏まえ、新たに標本調査を遂行し、環境保全意識の実態と特徴、環境意識と環境配慮行動の整合性及び乖離、行動類型によって行動パターンの特徴を探求した。調査データの計量分析のみならず、調査現場のフィールドワークも繰り返して実施しながら、人々の意識の基底や環境問題自体が内包する問題や課題も理論的に検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境問題解決への意識と行動の不一致は、環境教育が抱える大きな課題である。本研究は多様な調査現場から収集してきた実証データを基に、如何に環境配慮行動を喚起できるか、環境意識のどの要素が人々の環境配慮行動に寄与できるのかを探索することで、実効性のある環境教育の枠組みを構築することに貢献できるものと期待される。
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