研究課題/領域番号 |
19K20531
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
三竝 康平 帝京大学, 経済学部, 准教授 (50767473)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 中国経済 / 経済システム / 過剰投資 / 制度 / 経済制度 / 中国 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中国における「過剰投資」に関連する政治経済学的なデータベースを整備し、計量分析と現地調査を併用しながら、政治的要因は投資決定に対してどの程度作用しているのか、それは地域により、時期によりどう変わって来たのかなどについて明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、中国の持続可能な経済発展にとっての阻害要因として、近年国内外で注目を集めている過剰投資のメカニズムおよびその実態について実証的かつ政治経済学的に明らかにすることで、中国の持続可能な経済システムのあり方について新たな知見を得ることを目的としてきた。新型コロナの影響で、中国本土への訪問が困難であったことから、現地調査、必要な資料収集、ヒアリング等を実施することができなかったため、当初の研究計画から大きく変更を余儀なくされた。ただし、本研究の目的を達成すべく、可能な範囲で研究を適切に実施し、関連研究も含め、査読付き雑誌への論文掲載も含むいくつかの研究成果を発表することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本経済と密接に関係する中国経済の発展やその持続可能性について、中国において近年問題となっている「過剰投資」や「重複投資」といった課題の発生メカニズムやその制度的背景を多角的な視点から明らかにしたが、中国において「過剰投資問題」はどのような要因によって引き起こされたのかという点から、中国の持続可能な経済発展にとって重要な「投資の適正化」の今後について新たな知見を得ることができた点は、本研究の学術的・社会的意義であるといえる。
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