研究課題/領域番号 |
19K20541
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
後藤 亮平 筑波大学, 医学医療系, 助教 (20780092)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | プライマリ・ケア / リハビリテーション / 教育 / 協働 / 地域リハビリテーション / 多職種 / カンファレンス / アイデンティティ / 診療所 / 協働学習 / 実践共同体 |
研究開始時の研究の概要 |
地域に住む人々が障害の有無や年齢に関係なく、その人らしく生活できる地域リハビリテーション(以下リハビリ)の構築が必要である。一方、非リハビリ専門職の中には、リハビリとはすなわち訓練という認識が根強いこと、またリハビリ専門職が不足する地域が多いことからも地域リハビリの普及には至っていない。特にリハビリ専門職が不足する地域では、非リハビリ専門職が地域リハビリを学び、実践していく事が期待される。本研究は、地域において連携協働のリーダーシップを担うプライマリ・ケア医を対象に、1.地域リハビリの熟達化に向けた協働学習プログラムの開発、2.協働学習での学びが実践共同体の構築に与える影響、を明らかにする。
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研究成果の概要 |
地域リハビリテーションの構築に向けて、本研究ではプライマリ・ケア医とリハビリテーション専門職が協働して行う学習プログラムを開発するため、プライマリ・ケア医が行う外来診療や訪問診療、また多職種カンファレンスのフィールドワークを行った。これらの調査の結果をもとに、協働学習プログラムで用いる動画を制作した。プライマリ・ケア医がリハビリテーションの視点を学ぶというだけでなく、プライマリ・ケア医が行う外来診療・訪問診療に活かすことができる構成になっている。本協働学習プログラムがもたらすプライマリ・ケア医への影響だけでなく、プライマリ・ケア医と協働する他職種への影響については今後も継続して検証していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、地域において連携協働のリーダーシップを担うプライマリ・ケア医を対象にした地域リハビリテーションに関する学習プログラムの開発であり、実際にフィールド調査の結果をもとに協働学習プログラムを開発した。普段、外来・訪問診療で患者/家族に接するプライマリ・ケア医が、今回開発した協働学習プログラムを通して、患者/家族の生活をみる視点を持つことで、潜在化していた問題に気づき、他職種と情報共有することにつながることを期待している。しかし、現時点ではこれらの効果は検証できていないため、今後も引き続き取り組んでいきたい。
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