研究課題/領域番号 |
19K20567
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
Chakraborty Abhik (Chakraborty Abhi) 和歌山大学, 観光学部, 准教授 (70784776)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 山岳環境 / 自然変化 / レジリアンス / アルパイン・ツーリズム / 動的自然 / 人新せ / 自然保護 / 北アルプス / 山岳地域 / アルパインツーリズム / 自然多様性 / 北アルプス地域 / 包括的分析 / ランドスケープ / 人新世 / 複合的変化 / 完新世 / 動的景観 / 環境変化 / 観光資源 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、現在の地球規模の環境変化期における山岳地域の観光資源である自然的・文化的要素のレジリアンスの実態分析を、日本の北アルプス及び大雪山の事例から行うものである。これまで分断的・個別的にしか評価されなかった山岳地域の自然環境と社会文化的資源を、「複雑適応系」の視点から調べ、山岳地域独自のレジリアンスを維持するためのアルパイン・ツーリズムの道筋について新たな知見を創生するため、 国際的に見ても先駆的な研究の取り組みである。
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研究成果の概要 |
研究期間中に北アルプスを中心に、聞き取り、アンケート、参与観察、ランドスケープ調査を用いて現地調査を実施した。調査から複数の自然的営みが複雑的に関わり合う動的山岳環境、また登山を取り巻くレクリエーションの現状や課題について分析し、ランドスケープ変化及びレジリアンスについてまとめた。また文献調査などを用いて世界各地の山岳地域ついて分析を行い、成果を5件の国際査読付論文、4件の学会発表にて発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主な学術的意義は、山岳地域特有の自然環境の複合性と脆弱性の解明及び、山岳地域を取り巻くツーリズムの特徴と自然の多様性の保全と観光利用の「ズレ」の解明にある。山岳地域の景観を作り出すのは巨大な時間スケールで働く自然的営みと瞬間的に現れる自然的撹乱の両方であるが、現在のツーリズムでは山岳景観の複合性や脆弱度について理解を深める機会が少ないため、保護の仕組みや環境教育を用いた対策が求められる。
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