研究課題/領域番号 |
19K20569
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
西尾 建 山口大学, 経済学部, 准教授 (60624559)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | インバウンド / 市場分析 / 観光マーケテイング / 世代別コホート分析 / マーケティング戦略 / ツーリスト行動 / マクロ変動要因 / ウィズコロナ / ビザ緩和策 / 観光目的インバウンド / 商用目的インバウンド / 観光戦略 / 政府観光局 / マーケティング / 変動要因 / 計量マーケティング / ダイバーシティー / モデルアプローチ |
研究開始時の研究の概要 |
インバウンド観光客を増やし国の観光産業を成長軌道に乗せていく上で、今後さらなるインバウンドの市場別戦略が必要になってくる。本研究の目的は、多様化するインバウンド観光をマクロ、ミクロ両面からの計量マーケティング分析を行い、独自の国別モデルを作成することである。マクロ面では、インバウンド観光市場国の基礎的経済要因などに加えて個別に調査していった変動要因が、インバウンド観光客数にどのような影響力を与えるかを国別にモデル化する。マクロ、ミクロ両面からの考察を加え、多様化する今後の市場別インバウンドマーケテイング戦略立案と潜在的マーケットに対する公的資金の効率的投資に役立てる。
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研究成果の概要 |
本研究では、インバウンドツーリストの動向に関してマクロ、ミクロの二つのアプローチで分析を行った。マクロアプローチでは、インバウンド入国者数を商用(ビジネス)目的と観光目的に分けて1996年からのトレンドを検証した。長期トレンドではチャネルを形成し、チャネルを下抜けした後の戻り局面では、商用(ビジネス)目的が観光目的を先行しているということが明らかになった。またマクロアプローチでは、日本へのインバウンド上位国に対して国別、地域別に世代別の違いを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のマクロアプローチでは、コロナ前のインバウンドのトレンドを検証した。今回の結果をもとにオンライン会議の導入などの技術革新による商用(ビジネス)目的インバウンド数のトレンド変化の検証も可能になる。ミクロアプローチでは、日本の観光マーケティング研究でまだ取り入れられてない世代別のコホート分析を行った。分析結果をもとに作成したマトリックスは効率的なインバウンド観光に活用することができるだろう。
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