研究課題/領域番号 |
19K20573
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
|
研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
河内 良彰 佛教大学, 社会学部, 准教授 (70804889)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 観光回遊行動 / 観光地の中心性分析 / 災害遺産 / 震災遺構 / ダークツーリズム / 観光回遊コース / 社会ネットワーク分析 / 有向グラフ / 観光モデルコース / 観光ガイドブック / アシェット・リーブル / 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) / 広域観光周遊ルート / 観光周遊行動 / トリップ・チェイン / パーソン・トリップ / ネットワーク / 経路選択 |
研究開始時の研究の概要 |
多様化する観光客の行動特性を把握し、的確な観光・交通政策の策定に資するべく、道路交通の経路選択や需要予測に関する研究を、観光研究に応用する方法が開発されてきた。 本研究の目的は、観光客の属性および旅行形態が、その観光周遊行動に与える影響を定量的に明らかにすることである。そのために、 第1に、JR京都駅と那覇空港の2箇所でのアンケート調査およびネットワーク調査によって、調査対象地を訪れる観光客の特徴、選好、行動意図の関係を計量分析で解明する。 第2に、第1の分析結果に基づき、地域の活性化策と観光客の分散支援策を検討し、今後の観光振興のあり方を考察する。
|
研究実績の概要 |
2022年度は、災害遺産の観光コースを検討するために、東北地方における東日本大震災の被災地の精緻な踏査に時間を費やした。震災伝承施設第3分類を網羅すべく、2022年5月2日から6日にかけて、青森県八戸市の「みなと体験学習館」とその周辺エリアなどを視察した。これに続いて、2023年2月22日から27日にかけて、岩手県宮古市の津波遺構「たろう観光ホテル」を中心に、その周辺エリアなどを現地調査した。宮古市田老地区の災禍の教訓と復興状況を後世に伝えて旅行者の防災意識の向上を目指す防災ガイドの案内を受けて、残された石碑や震災遺構の観光資源化の過程や、災害遺産を基点とした観光コースの編成に向けた課題について具に考察した。 2022年度の研究成果としては、本研究の関連研究として「社寺観光」に関する論稿を刊行した。特に、観光回遊行動との関連において「神社巡り」の基礎資料を提供して実践と研究の端緒を開くことを目的とした。コンテンツツーリズムのフレームワークを拡充し、特定の場所に関する固有の事跡やキャラクター、ストーリー性の観光資源化を進めて個性や関心領域が発達している新しい旅行者を誘致する目的と方法において、社寺観光をその枠内に組み込んで論じることを実現した。この文脈において、神社巡りに関する観光コースとして、全国を東日本、西日本、九州に三区分し、それぞれのエリアに卓越する主祭神をコンテンツとする“神社巡りの日本三大モデルコース”を提案した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和5年度が最終年度のため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度のため、記入しない。
|