研究課題/領域番号 |
19K20614
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
籔谷 祐介 富山大学, 学術研究部芸術文化学系, 講師 (40730825)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 団地再生 / コミュニティデザイン / コミュニティマネジメント / 地域活動 / ワークショップ / 実証実験 / 共用空間 / オープンスペース / 集約化 / マネジメント / 屋外空間 / 集合住宅団地 / まちづくり / コミュニティ / 仮設空間 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、集約化が計画されている公的集合住宅団地において、団地の共用空間マネジメントを団地居住者と団地周辺居住者が協働で行うことで、団地内外居住者がネットワークされた拡張型団地コミュニティが形成可能か検証し、それによる団地居住者への効果を明らかにすることを目的とする。 具体的には、団地の集会所やオープンスペース等の共用空間を活用して、活用方法を話し合うワークショップとそれを試行する実証実験を繰り返し実施することによって共用空間のマネジメントの主体形成を支援し、拡張型団地コミュニティが形成可能か試行する。その後、団地居住者へのアンケート調査により、本手法が団地居住者に与える効果を解明する。
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研究成果の概要 |
本研究では、集約化が計画されている公的集合住宅団地において、団地の共用空間マネジメントを団地内外居住者が協働で行うことで、団地内外居住者がネットワークされた拡張型団地コミュニティが形成可能か検証した。 ①全団地居住者を対象に実施したアンケートの結果、団地居住者の地域活動への参加状況と参加意向を整理することで類型化し、各類型ごとの居住者特性と地域活動に参加しやすくなる条件を明らかにした。 ②団地の共用空間を活用した実証実験を団地内外居住者と協働で企画・開催することで、団地居住者の約30%が参加を希望する開かれたコミュニティ活動のプログラム開発と団地内外の新たなプレイヤー発掘等の成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、団地集約化のプロセスにおいてコミュニティ運営力の低下が懸念される公的集合住宅団地において、団地居住者が、集会所やオープンスペース等の共用空間を活用し、主体的に多くの団地内外居住者を巻き込みながら地域活動を活発化させていく上で、また専門家によるコミュニティ支援方策を検討する上で有用な知見となるため、社会的意義を有する。
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