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市民の科学への参加体験を高めるユーザビリティ分析

研究課題

研究課題/領域番号 19K20616
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分90010:デザイン学関連
研究機関京都大学

研究代表者

小野 英理  京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (80827460)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード学術情報 / シチズンサイエンス / 科学コミュニケーション / オープンサイエンス / UX・ユーザビリティ / ウェブサイト / デザイン
研究開始時の研究の概要

科学・技術の問題は社会に大きな影響を与えるため、科学知を適切に扱えるよう社会全体の科学リテラシの向上が求められている。しかし従来の市民向けイベントなどの参加者の多くは「科学に関心の高い層(高関心層)」であったため、「積極的な関心を示しにくい層(潜在的関心層)」を含めた取り組みが必要とされる。本研究は市民がWebサイト上で科学に参加し楽しみや娯楽として研究タスクをこなすオンラインシチズンサイエンスの可能性に着目した。しかしタスク実行に困難が伴うと市民は離脱してしまう。そこで科学への参加体験を高めるWebサイトのUX・ユーザビリティ因子を明らかにすることで、潜在的関心層の参加を改善する。

研究成果の概要

科学リテラシが求められる現状に対し、Webで学術情報に接する際のユーザ・エクスペリエンス(UX)について研究した。新聞やインターネット等のメディアに関して市場調査を行い、科学・技術の関心の程度(高関心層・潜在的関心層・低関心層)に応じて分析した結果、低関心層への流通には、検索性が重要となることが示唆された。シチズンサイエンス(CS)のWebサイトのユーザビリティがUXに影響するのか調査した。まず国内外のCSのWebサイトを対象に分析を行った。参加者のアンケート調査のために欧州を中心とする大気汚染測定プロジェクトの関係者と連携し、日本で実施する準備を進め国際間のデータ共有等について意見交換した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

科学リテラシが求められている現状において、科学・技術への関心が低い低関心層にどのようにアプローチするのか問題となっている。本研究の結果からは、特に低関心層に対しては検索エンジンで上位に表示されるメディアが重要となることが示唆された。またWiki等の一方向性メディアとSNS等の双方向性メディアを比較したところ、どの関心層においても学術情報に関しては一方向性メディアの利用や信頼性が高かった。こうした関心の程度や信頼性に応じて学術情報の展開を検討することで、学術情報の流通性を高めることができると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] ハイデルベルク大学(ドイツ)

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [国際共同研究] ハイデルベルク大学(ドイツ)

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] Internet-based services used for obtaining scientific information according to the degree of interests in science and technology2020

    • 著者名/発表者名
      Eiri Ono, Yuko Ikkatai
    • 学会等名
      9th International Congress on Advanced Applied Informatics
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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