研究課題/領域番号 |
19K20638
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 国文学研究資料館 (2022) 関西大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
菊池 信彦 国文学研究資料館, 研究部, 特任准教授 (00826373)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | デジタルアーカイブ / デジタルヒストリー / パブリックヒストリー / スペイン史 / 読書文化史 / テキストマイニング / 空間史 / 出版史 / 第二共和政 / 読書史 / スペイン現代史 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、スペインの、特にカスティーリャ地方における「本の日」とカタルーニャ地方における「サン・ジョルディの日」の祭について、第二共和政期(1931-1936)以降現在までの2つの祭の「接続」を通じて、それぞれの地域における出版・読書ナショナリズムの対立あるいは共存の歴史を明らかにすることを目的としている。本研究では、2つの祭の史料のデジタルアーカイブ化を通じ、そこで蓄積されたデータに対するデジタルヒストリーの観点からの分析を行うことを予定している。
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研究実績の概要 |
本研究は、本の日とサン・ジョルディの日という2つの祭の「接続」を通じて、カタルーニャとカスティーリャのそれぞれの国家/地域文化ナショナリズムを「接続的な」観点から検討し、既存の対立図式とは異なる新しい解釈を生み出すことを目指している。 当該年度は、前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックのため、スペイン現地での史料調査を行うことが出来なかったが、過年度までに入手した史料をもとにデジタルアーカイブデータの整理とその分析を行い、それを基に、2つの学会で研究報告を行うことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、スペイン現地での史料調査ができず、新史料の発見には至らなかったこと。加えて、勤務先が変わったことにより、新たな仕事が発生し、それに慣れるのに時間を要したことも理由として挙げられる。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度となる2023年度は、過年度の研究成果を論文としてまとめるとともに、これまでスペイン第二共和政(1931-1936年)を対象に行っていた研究範囲を、スペイン内戦以後の年代に広げることで、出版文化/読書文化を通じたスペインナショナリズム研究を、より通時的観点からとらえることを目指したい。
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