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DDS型光吸収超分子を用いた光温熱治療による難治性小児肺がん治療

研究課題

研究課題/領域番号 19K20708
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

牧田 智  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20718415)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード光温熱治療 / DDS型光吸収超分子 / 肺転移 / EPR効果 / ICGラクトソーム
研究開始時の研究の概要

小児固形がんは、原発浸潤巣・転移巣の適切な治療により予後を著明に改善できることが知られている。申請者は、診断と治療の一期的施行(セラノスティクス)を可能とした新しいDDS(ドラッグデリバリーシステム)型薬剤であるICGラクトソームが浸潤性がんモデル動物の病巣に選択的に集積することを証明し、ICGラクトソームの近赤外光吸収を利用した温熱作用によってがん病巣を縮退させることに成功した。本研究では、ICGラクトソームを用いた光温熱治療によるがん転移巣の治療技術を確立し、がん病巣の根治を目指す。

研究成果の概要

研究代表者はすでに発光遺伝子を組み込んだ神経芽腫細胞を用いた後腹膜浸潤の同所性病態モデルマウスを確立し、ICGラクトソームによる蛍光イメージングならびに近赤外光照射による光温熱のよる腫瘍縮退が誘導できることを確認している。神経芽腫モデルにおいてICGラクトソームによる蛍光イメージングならびに近赤外光温熱による腫瘍縮退の誘導を確認しつつ、骨肉腫肺転移モデル確立を目指した。
腫瘍にICGmが選択的に集積していた.ICGmは投与後72時間で最も腫瘍内へ集積し、4日目には腫瘍皮膜へ移動して徐々に排泄されていくことが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

小児「がん」は小児病死原因の第1位であり、他臓器浸潤を認めることが多く、従来的な治療(外科手術・化学療法・放射線療法)での完全除去は非常に難しい。一方で、浸潤・転移巣を含めて完全に取り除くことができれば、予後が改善することが知られている。
研究代表者らは、ドラッグデリバリーシステムを用いた選択的な光温熱治療による浸潤性がんを除去する治療技術を確立している。
本研究課題では、神経芽腫同所性病態モデルでのICGラクトソームの有効性を検証した。実臨床で根治の難しい骨肉腫肺転移モデル動物を作製できた。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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