研究課題/領域番号 |
19K20713
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
チョ ビョンヒョン 九州大学, 先端医療オープンイノベーションセンター, 特任助教 (20734528)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | ロボット支援腎部分切除術 / ナビゲーション / 仮想現実 / 拡張現実 / 腎機能 / ロボット手術 |
研究開始時の研究の概要 |
本邦においてロボット支援手術は普及しているが、画像支援システムの開発は研究段階であり、ロボット手術におけるナビゲーションシステムは、その有効性が期待されている。我々はロボット支援腎部分切除術(RAPN)に、内視鏡の動きを追従する自動追従型手術ナビゲーションシステムを開発した。本システムは術者の見ている術野の「今」を3Dモデルで再現できるが、VR内で完結した参照画像でかつ術野に直接介入するまでのシステムには至っていない。本研究では、RAPNにおいて拡張現実と3Dモデルを用いた仮想現実を併用し腎動脈と腎腫瘍の場所を内視鏡画像内に重畳し高精度のAR手術ナビゲーション開発と臨床導入を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、小径腎癌に対してロボット支援腎部分切除術(RAPN)における内視鏡画像上では脂肪や腎実質に埋もれた腎動脈や腫瘍を3D画像で可視化し、開発したシステムは観察研究として臨床現場でも応用ができ、術者に3D情報をフィードバックすることで安心・安心で手術を行うこうことが確認できた。 本研究開発成果については、第71回日本泌尿器科学会西日本総会、第32回日本内視鏡外科学会総会、第30回九州内視鏡・ロボット外科手術研究会、CARS2019で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、小径腎癌に対してロボット支援腎部分切除術(RAPN)における内視鏡画像上では脂肪や腎実質に埋もれた腎動脈や腫瘍を3D画像で可視化するため、拡張現実を使用したロボットの手術ナビゲーションシステムを開発している。内視鏡に各々装着し光学式追跡システムで内視鏡の動き(位置情報)を計測し、その情報をベースに3画像を自動で動かし、かつ内視鏡画像にその3D画像を重畳させ、術者はコンソール(Tile Pro)内に画像提示された3D情報をフィードバックすることでより安全・安心で手術を行うことができ、時間短縮などで合併症の低減に貢献できると期待される。
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