研究課題/領域番号 |
19K20717
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
小俣 大樹 帝京大学, 薬学部, 講師 (80803113)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | マイクロバブル / 超音波 / 脳腫瘍 / ドラッグデリバリー / 脳 / がん / 免疫療法 / 血液脳関門 / 腫瘍 / ドラッグデリバリーシステム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、脳腫瘍モデル動物の血液脳関門を亢進し効率的に薬物送達可能な超音波造影剤 (超音波応答性マイクロバブル) を開発し、超音波エネルギーを組み合わせた脳腫瘍への抗がん剤送達技術を構築する。さらに、複数のがん細胞と抗がん剤を用いて脳腫瘍治療効果を評価し、超音波とマイクロバブルによる脳腫瘍治療戦略の構築を行う。
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研究成果の概要 |
マイクロバブルと超音波を併用することで、脳腫瘍マウスモデルにおいて、脳腫瘍の血液脳関門オープニングを誘導できることを明らかにした。また、抗がん剤にマイクロバブルと超音波を併用することで、脳腫瘍への抗がん剤移行量を増加させ、生存日数を延長することに成功した。マイクロバブルと超音波を用いた血液脳関門オープニング技術は脳腫瘍治療に貢献すると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロバブルと超音波を用いた血液脳関門オープニング技術が注目されているが、脳腫瘍モデル動物での研究は十分に進められていない。本研究では、脳腫瘍マウスモデルにおいて、マイクロバブルと超音波による抗がん剤デリバリー技術を確立し、脳腫瘍治療効果を得ることに成功した。本研究で得られた知見は、脳腫瘍治療戦略の構築に貢献すると期待される。
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