研究課題/領域番号 |
19K20761
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補助金の研究課題番号 |
17H06957 (2017-2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2017-2018) |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
増岡 美穂 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (70588699)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 皮膚悪性腫瘍 / 悪性化 / ペリオスチン / 免疫学 / 皮膚科学 |
研究開始時の研究の概要 |
①ペリオスチンによる皮膚悪性腫瘍の発症と悪性化機序の解明については(1)皮膚悪性腫瘍においてペリオスチンを誘導する因子の同定、(2)腫瘍細胞に対するペリオスチンの作用の解析、(3)皮膚悪性腫瘍モデルマウスのペリオスチン欠損マウスへの適用と解析より構成する。 ②ペリオスチンの皮膚悪性腫瘍バイオマーカーとしての検討については、皮膚悪性腫瘍患者検体における解析より構成する。 ③ペリオスチンを標的とした皮膚悪性腫瘍に対する治療薬の検討では、抗ペリオスチン抗体によるペリオスチンとインテグリンの結合阻害の効果を解析することより構成する。
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研究成果の概要 |
1,ペリオスチンによる皮膚悪性腫瘍の発症と悪性化機序の解明:3次元細胞培養法の解析を進め、野生型またはペリオスチン欠損マウスの線維芽細胞とcell lineの共培養を行ったが、腫瘍細胞の浸潤、増殖、分化などに大きな差はみられなかった。 2,皮膚悪性腫瘍患者検体における解析:基底細胞癌の中でも浸潤傾向の強いモルフィア型の患者の皮膚組織においてペリオスチンが強く沈着した。一方、基底細胞癌でも浸潤傾向のない結節型の患者組織ではペリオスチンは沈着しなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの解析において、皮膚組織の免疫染色の結果より、ペリオスチンは悪性度を反映したバイオマーカーであり、EMT(上皮間葉転移)に関与している可能性を考える。EMTは上皮性の腫瘍細胞が、より運動性の高い間葉系細胞の表現型を獲得し、転移を起こしやすくなった状態をいう。したがって、EMTを制御することは悪性化を抑制することであり、新しい癌治療戦略と考えられる。
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