研究課題/領域番号 |
19K20762
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補助金の研究課題番号 |
17H06996 (2017-2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2017-2018) |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
青盛 真紀 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60805571)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | HIV / 脂質管理 / 支援プログラム / 脂質異常 / 看護学 / AIDS / 看護 / 生活習慣 / 介入プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
平成29年度では、HIV感染者の脂質管理及び支援プログラムに関する国内外の先行研究をレビューした後、脂質コントロールに成功している男性HIV感染者を研究対象者とし、生活上工夫を明らかにすることを目的に面接調査を行う。本年度は、その結果を分析し、教育に関する先行研究を元に、男性HIV感染者の脂質管理に関する支援プログラムの試案を完成させる。
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研究成果の概要 |
本研究では、脂質コントロールに成功している男性HIV感染者における予防行動の工夫を明らかにすることを目的に対象者28名にインタビュー調査を行った。その結果、予防行動の工夫として、【3食のうち1食は健康的な食事ができるように食事のバランスを調整する】、甘いものは【パートナーや友人と分けて食べる】【隙間時間で体幹を鍛える】【同僚と一緒に禁煙する】【野菜中心の食事が摂れるように支援してくれる家族やパートナー、友人がいる】ことが明らかとなった。今後の介入プログラムでは、男性HIV感染者と繋がりの深い周囲の人を巻き込みながら、目標設定や予防行動の工夫について支援する必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果により、脂質がコントロールできている男性HIV感染者の生活上の工夫が明らかとなった。これは、脂質コントロールができていない男性HIV感染者の生活指導に生かすことができる。この結果から、看護師によるHIV感染者の脂質管理に関する有用性の高い支援プログラムの確立につながり、HIV感染者の生活習慣病の予防や医療費の削減に寄与するものと考える。さらに、HIV感染者以外の複雑で困難な背景を持つ対象者への生活指導やアプローチ法として有効となる可能性が高い。
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