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大正期における「バレエ」移入の様相と背景:G.V.ローシー研究を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 19K20779
補助金の研究課題番号 18H05569 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0101:思想、芸術およびその関連分野
研究機関日本女子大学

研究代表者

山田 小夜歌  日本女子大学, 家政学部, 助教 (40825204)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードバレエ / 帝国劇場 / ミュージックホール / ヴァラエティ劇場 / ロンドン / ミラノ・スカラ座 / 浅草オペラ / 歌劇 / バレエ音楽 / クオ・ヴァディス / イタリア / 舞踊 / ダンス / 芸術諸学 / 大衆文化
研究開始時の研究の概要

本研究は、大正期日本バレエ黎明の様相を考察するにあたって、帝国劇場に招聘されたバレエ教師・振付家・演出家G.V.ローシーGiovanni Vittorio Rosi(1867-1940?)に着目し、ローシー自身が来日前に体得したバレエ、すなわち19世紀末から20世紀初頭のイタリアや英国におけるバレエの実態と特徴を、文化的・社会的背景を交えて多角的に解明するとともに、彼が大正期日本の帝国劇場やローヤル館での上演活動を通して展開した多様なバレエ実践との影響関係を検証する。

研究成果の概要

本研究は大正期日本バレエ黎明の様相を考察するにあたって、帝国劇場に招聘されたバレエ教師・振付家・演出家G.V.ローシーGiovanni Vittorio Rosi(1867-1940?)に着目し、ローシー自身が来日前に体得したバレエ、すなわち19世紀末から20世紀初頭のイタリアや英国におけるバレエの実態と特徴を、文化的・社会的背景を交えて多角的に解明した。そのうえで、彼が大正期日本の帝国劇場やローヤル館での上演活動を通して展開した多様なバレエ実践との影響関係を検証し、その後の日本における上演芸術・芸能への継承性について考察した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本バレエの黎明と発展は、フランスのロマン主義バレエとロシアのクラシックバレエ、20世紀初頭のバレエリュスを主軸とする発展史とのかかわりの中で語られることが多い。本研究ではG.V.ローシーに着目することによって、彼の基礎を成していた19-20世紀転換期イタリアのバレエ、その影響を受けていた英国のヴァラエティという大衆的な劇場文化とバレエに光を当てた。これによって、日本へのバレエ移入最初期におけるバレエの多様性、異種混交なあり様を示すとともに、近代バレエ発展史ではあまり語られることのない19-20世紀転換期欧州における「バレエ」の多面的な様相を浮かび上がらせた。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2022 2021 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] バレエとメディアー英国ミュージックホールにおける「英仏協商」―2022

    • 著者名/発表者名
      山田 小夜歌
    • 雑誌名

      早稲田オペラ/音楽劇研究

      巻: 3 ページ: 1-16

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 舞踊家G.V.ローシーとローシー・オペラ・コミック:赤坂ローヤル館での試行錯誤2020

    • 著者名/発表者名
      山田 小夜歌
    • 雑誌名

      日本女子大学紀要. 家政学部

      巻: 67 ページ: 49-60

    • NAID

      120006840631

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] The dawn of ballet in Taisho Japan: Focus on the activities of ballet master G.V.Rosi2021

    • 著者名/発表者名
      Sayaka YAMADA
    • 学会等名
      EAJS 2021 16th International Conference of the European Association for Japanese Studies
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] G.V.ローシーの来歴にみる大正期帝劇の舞踊・音楽劇と世紀転換期西欧のバレエ2020

    • 著者名/発表者名
      山田 小夜歌
    • 学会等名
      早稲田大学 オペラ/音楽劇研究所 11月研究例会(第191回オペラ研究会)
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] G.V.ローシーの作品創作2020

    • 著者名/発表者名
      山田 小夜歌
    • 学会等名
      舞踊学会 第72回学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] G.V.ローシーの活動と背景:世紀転換期西欧と大正期日本におけるバレエの様相2019

    • 著者名/発表者名
      山田 小夜歌
    • 学会等名
      舞踊学会第24回定例研究会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 舞踊家G.V.ローシーの試み―英国ヴァラエティ劇場から浅草へ―2019

    • 著者名/発表者名
      山田 小夜歌
    • 学会等名
      民族藝術学会第89回東京例会シンポジウム「浅草オペラへのまなざし―さまざまな文化を包摂する大正期芸能の再検証―」
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] G.V.ローシーと世紀転換期欧州のバレエ文化2018

    • 著者名/発表者名
      山田小夜歌
    • 学会等名
      舞踊研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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