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西日本方言の敬語運用に関する言語地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K20788
補助金の研究課題番号 18H05579 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0102:文学、言語学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

酒井 雅史  大阪大学, 文学研究科, 助教 (20823777)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード方言敬語 / 敬語運用 / 自然会話 / ロールプレイ会話 / 言語地理学
研究開始時の研究の概要

本研究は、西日本諸方言の敬語運用の地理的バリエーションを明らかにしようとするものである。これまでの方言敬語に関する研究では、敬語形式の地理的分布と特徴的な運用が個別に指摘されてきているという問題があった。
本研究では、この問題に対して、各地に赴いて収集した会話データを分析することで、敬語形式の体系とその運用の双方に関する記述を行い、敬語運用ということばの運用に関する分布を明らかにする。さらに、どのように方言が形成されるのかという課題に取り組む方言形成論の分野では昨今議論が活発になってきているが、敬語運用の地理的分布を明らかにすることによって当該分野に新たなモデルを提示する。

研究成果の概要

徳島県徳島市、広島県広島市、岡山県岡山市の自然会話データを作成した。
また、方言文法全国地図を用いた分析をもとに、九州方言の敬語運用および全国の敬語運用に関する分布を明らかにした。具体的には、全国分布については対者/第三者待遇場面で尊敬語形式を用いるかといった観点から、その分布は地理的連続性がありながらも周圏的な分布をなしているとは言えないことなどを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

方言形成論について議論が深まりを見せていく中で、敬語運用の分布を明らかにすることで、形式の分布から読み取れるこれまでの方言形成論に新たな知見をもたらし、当該分野の議論をより深化させることに寄与し得る。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 関西方言における素材待遇形式の分布―読みがたり昔ばなし資料を手がかりに―2019

    • 著者名/発表者名
      酒井雅史
    • 雑誌名

      阪大日本語研究

      巻: 31 ページ: 1-15

    • NAID

      120006631770

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 九州方言における甑島方言の敬語運用2019

    • 著者名/発表者名
      酒井雅史
    • 学会等名
      日本言語学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 読みがたりむかし話資料にみる素材待遇形式―関西方言における分布と運用の特徴―2018

    • 著者名/発表者名
      酒井雅史
    • 学会等名
      日本語学会2018年度秋季大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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