研究課題/領域番号 |
19K20790
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補助金の研究課題番号 |
18H05581 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0102:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
高橋 有加 広島大学, 外国語教育研究センター, 助教 (60825222)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 関係代名詞 / 学習者コーパス / CEFR / コーパス言語学 / 基準特性 / 関係代名詞の習得 / 日本人英語学習者コーパス / CEFRレベル |
研究開始時の研究の概要 |
英語教育において各CEFRレベルを規定する言語特性の整備が課題となっているが、日本人英語学習者の産出データに特化した研究はまだ十分になされていない。本研究の目的は, 英語学習者のレベル判定に有効であるとされながらも日本人にとって習得に時間がかかるとされている関係代名詞に注目し、CEFRレベル別にどのような言語特性があるかを1) 日本人英語学習者、 2) 英語母語話者、3) 教科書の3つのコーパスから抽出することである。これにより、CAN-DOリストの精緻化及び効果的な教材開発や教授法の提案ができることが期待される。
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研究成果の概要 |
本研究では,日本人英語学習者の関係代名詞の使用に注目し,1) 日本人英語学習者,2) 英語母語話者,3)中学・高校の検定教科書のコーパスから関係代名詞を含んだ文を取り出し,表層形 (that which who whose whom)及び第二言語習得論の習得難易度を示す仮説の分類に基づき構造別の情報を付与し,CEFRレベル別の使用傾向を分析した。また,関係代名詞以外でどのような表現が用いられているかを分析するため,タスクを用いた大学生の英作文を収集した。省略された関係代名詞に関しても,構文解析を施し自動的に取り出した上で,目視により抽出した。これらのデータを集計し,考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における英語教育では、ヨーロッパ言語参照枠(Common European Framework of Reference for Languages: CEFR)に基づいた評価や教材開発が広まりつつある。各CEFRレベルを特徴づける日本人英語学習者の関係代名詞の使用傾向をコーパスを分析することで明らかにできれば, シラバス構築や到達度評価に資するレベル別言語特徴リストを整備することが可能となり、より効果的な学習や教材開発に貢献することができる。
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