研究課題/領域番号 |
19K20809
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補助金の研究課題番号 |
18H05602 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0102:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 白鴎大学 |
研究代表者 |
森 好紳 白鴎大学, 教育学部, 准教授 (10824170)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 英語教育 / 英文読解 / 概要理解 / タスク / グラフィックオーガナイザー |
研究開始時の研究の概要 |
文章の読解では、個々の要点に加えてそれらのつながりを理解し、文章全体の概要を理解することが求められる。しかしながら、英語学習者は情報間のつながりを理解することに困難を抱えており、読解タスクによって理解を促そうとするアプローチがとられることが多い。本研究では、読解タスクの中からグラフィックオーガナイザー(文章の要点とそのつながりを図式化したもの)の作成に焦点を当て、英語学習者が作成したグラフィックオーガナイザーを評価するための方法、およびグラフィックオーガナイザーの作成に関わる認知プロセスが文章の概要理解に与える教育的な効果を検証する。
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研究成果の概要 |
本研究は,英語学習者の読み手によるグラフィックオーガナイザー(GO:文章中の情報やその関係を図式化したもの)の作成を対象とし,採点の評価者間信頼性と概要理解に与える効果について検証した。その結果,産出情報の長さの採点,適切な情報が産出されなかった場合の対応,数値を含むルーブリックに基づく分類において,評価者間で対応が異なる傾向にあった。また,GO作成は英語学習者の文章理解プロセスに作用し,概要理解を促すことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義は,読解時の認知プロセスから読解後のテキスト記憶に至るまで,英語学習者の概要理解をGO作成がどのようにサポートするのかが明らかにされたことである。また,社会的な意義としては,概要理解を促す読解指導としてGO作成の有用性が確認されるとともに,作成されたGOを採点する際の留意点や評価者トレーニングを行う際のポイントについて示唆が得られたことがあげられる。
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