研究課題/領域番号 |
19K20827
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補助金の研究課題番号 |
18H05621 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0103:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
程 永超 名古屋大学, 高等研究院(文), 特任助教 (80823103)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 東アジア国際秩序 / 三国関係史 / 対馬 / 朝鮮 / 日明交渉 / 宗家文書 / 壬辰戦争 / 日朝貿易回復 / 情報 / 中国政治変動 / 太平天国 / 対馬藩 / 日明通交交渉 / 善隣通書 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、17-19 世紀国家間の正式な外交のない日本・中国の間における朝鮮王朝の介した間接的な政治繋がりに着目し、その繋がりを具体的に実証し、グローバル・ヒストリーの手法を用いて東アジア国際関係史の再構築を目指す。日朝関係と中朝関係という複数の二国間関係を積み重ねるのではなく、日朝中の三国間関係を同時に取り扱うことにチャレンジする。本研究は従来日本 で行われてきた対外関係史研究では見えなかった日朝中の絡まり合った多様な関係の解明が、 朝鮮を媒介項とする日中関係史という新たな歴史像の構築を介して果たされるものである。
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研究成果の概要 |
本研究では、17-19 世紀国家間の正式な外交のない日本・中国の間における朝鮮王朝の介した間接的な政治繋がりに着目し、その繋がりを具体的に実証し、グローバル・ヒストリーの手法を用いて東アジア国際関係史の再構築を目指す。日朝関係と中朝関係という複数の二国間関係を積み重ねるのではなく、日朝中の三国間関係を同時に取り扱うことにチャレンジする。本研究は従来日本で行われてきた対外関係史研究では見えなかった日朝中の絡まり合った多様な関係の解明が、 朝鮮を媒介項とする日中関係史という新たな歴史像の構築を介して果たされるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はこれまで既存の日本の対外関係史で見えてこない日朝中の絡まり合った多様な関係を解明した。朝鮮によって媒介された日中関係史という新たな歴史像を提示し、近世日中関係を再考する契機となっている。これらの研究成果によって、近世対外関係史研究の再考を呼ぶかけ、学界の注意を喚起している。近世対外関係史の研究分野において、二国間関係史を超えて研究を進めることの重要性を説く機会となった。また、本研究はグローバル・ヒストリー手法での東アジア史再構築に新しい議論を提供した。
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