研究課題/領域番号 |
19K20886
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補助金の研究課題番号 |
18H05685 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
櫻井 宏明 文教大学, 経営学部, 講師 (40827763)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 国際協力 / タイ / 経済協力 / 援助 |
研究開始時の研究の概要 |
世界の貧困削減に直接しうる援助の経済効果については、各国の経済学者や国際機関などが盛んに研究しているが、いまだに統一的見解がない。 本研究では、東南アジア地域でもODA支援とその後の民間投資が比較的順調に推移し、その後の経済発展の礎になったと考えられる対タイ経済支援を中心に、①経済成長に与えた影響、②財政状態に与えた影響、③援助機関同士の関係、の観点から定量的な分析を行う。
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研究成果の概要 |
経済協力(ODA)が効果を発現しているか、については、国会でも議論されるなど、国民から厳しい目が向けられている。また、この分野については学会内でも一致した見解がみられていない。本研究では、すでに半世紀以上にわたり日本が中心となって支援を行ってきたタイを中心として、これまで行ってきた経済協力(ODA)が経済成長や財政状態に対する貢献に関する研究を行った。この結果、経済協力はタイの経済成長にも貢献し、タイの財政にも一定程度貢献しているなど、成果があがっていることを定量的に示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国民や国会でも提起されている「経済協力の有効性」について、現地経済成長や現地政府の財政状態について日本が中心となって援助してきたタイに関して定量的に示すことができたことは成果である。これにより、①これまでの社会資本整備を中心とする手法が現地経済にとって効果的であったこと、②これから経済成長が本格化するミャンマーや現在成長著しいベトナムへの援助も類似の方法で効果があがることが予想されること、を提示することができた。
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