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プロイセンの国民経済の形成期に多国籍化する家族企業の利害構造の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K20887
補助金の研究課題番号 18H05686 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0107:経済学、経営学およびその関連分野
研究機関学習院大学

研究代表者

竹原 有吾  学習院大学, 経済学部, 准教授 (80823591)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード宮廷ユダヤ人 / ユダヤ共同体 / 婚姻戦略 / ダイナスティ / 家族 / ユダヤ商人 / 取引関係 / プロイセン王国 / 家族企業 / 国民経済 / 国際的な商取引 / ユダヤ教徒
研究開始時の研究の概要

18~19世紀プロイセン王国は、工業化の過程で国民経済が成立するといった歴史の大きな転換点にあった。また当時は、ユダヤ教徒が周囲のキリスト教徒と同じ国民として認められ、キリスト教徒と一体となって国民経済の発展に努めるようになった時代でもあった。本研究は、この時代に国際的にビジネスを展開していったユダヤ教徒の一族を事例に、国民の利益を重視することと、一族の利益を重視することに矛盾はなかったのかについて分析する。

研究成果の概要

17世紀以降にブランデンブルク=プロイセンで見られるようになった宮廷ユダヤ人は、商業活動の傍ら、地域のユダヤ社会の代表としても活躍している場合が少なくなかった。彼らは親戚関係であっても必ずしも互いにビジネスで協力し合うことはせず、独立して国境を越えて商業活動を展開している場合も多かったが、ユダヤ人の一族のメンバーそれぞれが活動拠点とする地域でユダヤ社会の組織化に貢献していたことで、特定の一族がヨーロッパ各地で名声を得ることになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

プロイセン王国を拠点に国際的に経済活動を展開した宮廷ユダヤ人を中心に、彼らがどのようにして18世紀にかけて社会的にも経済的にも目立つ存在になったのかを研究した。その結果、国境を越えて商業活動していたユダヤ人が、特定の地域の社会が発展するためにも貢献していて、国際的に商業活躍を展開していくことと特定の国民経済が発展するように尽くすことは矛盾していなかったことを示すことができた。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 17~18世紀ドイツの宮廷ユダヤ教徒台頭の社会・経済的な要因2023

    • 著者名/発表者名
      竹原 有吾
    • 雑誌名

      経済論集(学習院大学)

      巻: 第60巻第2号

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 近世ドイツの宮廷ユダヤ一族の国際展開2022

    • 著者名/発表者名
      竹原有吾
    • 学会等名
      立教大学経済史・経営史ワークショップ
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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