研究課題/領域番号 |
19K20892
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補助金の研究課題番号 |
18H05691 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
姜 哲敏 早稲田大学, 政治経済学術院, 次席研究員(研究院講師) (40818944)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 黄砂 / 出生時体重 / 越境大気汚染 / 子どもの健康 / 乳幼児死亡率 / 健康 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究プロジェクトでは、地球規模の環境問題である黄砂に注目し、越境大気汚染による健康被害を明らかにする。具体的には、黄砂の発生メカニズムにおける時空間的な異質性を自然実験と捉え、黄砂の飛来が韓国の子どもの健康(出生時体重や乳幼児死亡率等)に与える影響を検証する。本研究の成果は、国境を越えた環境問題の健康被害を明らかにすることで、地球規模の環境問題に対処するための、国際協力の枠組みの作りに貢献できると期待する。
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研究成果の概要 |
本研究プロジェクトでは、国境を越える大気汚染の健康被害について研究した。具体的には、韓国における黄砂の飛来が子どもの健康(出生時体重や低出生時体重児、妊娠週数、早産等)に与える影響について分析した。推定の結果、黄砂の飛来は子どもの健康に有意な負の影響を与えることが分かった。尚、この効果は妊娠初期の1~4か月に大きかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究プロジェクトの意義は、越境大気汚染の黄砂を対象とし、その健康被害を明らかにした点にある。これまで経済学では、大気汚染の健康被害について数々の研究が蓄積されているものの、一国内または一地域内で発生する大気汚染を対象としていた。本研究プロジェクトによる成果は、今後、地球規模の環境問題に対処するための国際協力の枠組みの作りに貢献できると期待する。
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