研究課題/領域番号 |
19K20897
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補助金の研究課題番号 |
18H05696 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
林田 英樹 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任教授 (40795168)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 研究開発マネジメント / 定量・定性解析 / モデルシミュレーション / 自然言語処理 / 機械学習 / ネットワーク分析 / R&D Management / R&D management / Quantitative analysis / Project Management |
研究開始時の研究の概要 |
従来の研究開発の評価は概念モデルに基づく定性的な説明、質問表とその結果の主成分分析、又は財務指標から求められる定量評価がそれぞれ、単独で評価されていた。 本研究は、財務指標から得られる定量的要素と「ヒト」「情報」「組織力」といった定性的な要素の両方が重要な役割を果たすと考えている。定量的要素・定性的要素は独立ではなく相互作用し、相互作用を定量的に導出・解析することが重要だと考えた。これら定量的指標と定性的指標の両方に関する相互関係について、定量的に評価可能な研究開発モデルを構築し、更にその結果を可視化し、問題点を明確化することで、研究開発プロジェクトを効率的にマネジメントする研究を行っている。
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研究成果の概要 |
磁性物理モデルを応用した6次元モデルでの、研究開発プロジェクトの定量的解析と効果的なマネジメントに関する研究を実施。化学企業における実際の研究開発プロジェクトに対し、モデル解析と当該企業における研究開発プロジェクト関係者からのインタビューの音声結果をテキスト化し、自然言語処理を活用したテキストマイニングを当該企業における研究開発プロジェクトの成功事例と失敗事例にて実施した。 テキストマイニング分析結果から、6次元モデルの各要素間の関係性を表すクラスターに分かれる事、各クラスターは成功要因、又は失敗要因と結びつけられる事が新たな知見として従来の評価方法に追加できる可能性がある事を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究開発プロジェクトマネジメントにおいて、プロジェクト状態の見える化は、プロジェクト管理上極めて重要である。定量・定性分析を組み合わせた磁性物理モデルを応用した6次元モデルを化学企業における成功・失敗例に応用した実証研究を実施。モデル解析による見える化とインタビューのテキストマイニング分析によりモデルを構成する各要素間の関係性を表すクラスターに分かれる事、各クラスターは成功要因、又は失敗要因と結びつけられる事が新たな知見として得られた。 更なる本研究により、オープンイノベーションによる研究開発プロジェクト状態の見える化と研究開発マネジメントの標準化ツールとなる可能性を見出した。
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