研究課題/領域番号 |
19K20905
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補助金の研究課題番号 |
18H05708 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 北陸大学 |
研究代表者 |
日下 恭輔 北陸大学, 経済経営学部, 助教 (50826659)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 消費者行動 / 製品のカスタマイズ / 複雑性 / カスタマイズ可能な範囲 / トレードオフ / 消費者行動論 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,多くの製品の市場で,カスタマイズ・サービスが普及しつつある。消費者はカスタマイズ・サービスを通じて,自身の選好やニーズに適合する製品を構築することが可能である。しかし,消費者はこうした製品の構築において,複雑性を認識することが指摘されている。本研究は,この複雑性が生じる要因をカスタマイズ可能な製品の特性 (モジュール) 間のトレードオフという視点から捉えようとするものである。
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研究成果の概要 |
本研究は,消費者が認識するカスタマイズ製品構築の複雑性について調査した。具体的には,複雑性の先行要因を明らかにすることが本研究のねらいである。まず,アンケート調査のデータを使用して,カスタマイズ製品を構築する消費者の特徴を明らかにした。あわせて,実験的な手法により,ラップトップ・コンピュータのカスタマイズ・プロセスに関する消費者データを集めた。このデータを用いて,複雑性の先行要因についての仮説 (カスタマイズ可能な範囲と明示的なトレードオフ) を明らかにするための実証分析を行った。得られた研究成果は,学会等で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,多くの市場 (コンピュータ,ランニング・シューズ,保険,食品など) で,企業が提供するカスタマイズ・サービスのデザインに由来する複雑性について示唆を与える。具体的には,消費者が認識する複雑性の視点から,提供するカスタマイズ可能な範囲,品切れや製品仕様による選べない選択肢の効果を検討した。あわせて,カスタマイズ・サービスを利用する消費者の特徴について,価格に対する認識の視点から検討を行った。
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