研究課題/領域番号 |
19K20922
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補助金の研究課題番号 |
18H05725 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0108:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 室蘭工業大学 (2020) 同志社大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
高原 まどか 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 助教 (40823000)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 高齢者 / 介護支援 / 睡眠 / 在宅介護 / 要介護者 / 介護者 / 介護環境支援 / 介護の負担軽減 / 環境支援 / 情報共有 / 在宅介護支援 / 相互受容 |
研究開始時の研究の概要 |
日本は、かつてないほどの超高齢化社会に直面しており、働き盛り世代で企業の中核を担う労働者が、介護を理由に離職するという社会的問題が深刻化している。また、日本では、睡眠障害による経済損失が年間15兆円を超えており、多くの人々が健康状態に対して何らかの不調を感じている。要因として、最近の生活様式の多様化や夜型化により、睡眠時間の短縮、就寝時刻の遅れが挙げられる。本研究では、「要介護者らの睡眠問題の改善による介護者の負担軽減は可能か」を設定し、睡眠社会学による高齢者介護という観点から、この問題に取り組む。
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研究成果の概要 |
本研究では,個人の睡眠特性に基づき介護環境を支援することで,要介護者のみならず介護者の睡眠の質を改善する仕組みの構築を目的した研究に取り組んだ.具体的には,要介護者らに対して個人の睡眠特性に基づいた適切な声掛けや家電制御を行い,介護者・要介護者の睡眠の質を向上させるための主導的な行動変容を促す仕組みの構築と,要介護者のみならず介護者の情報を,要介護者の身内やケアマネジャー,担当医師などと共有することで,双方に相互受容を促し,適切なタイミングで適切な支援を受けることを可能とする仕組みを構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の超高齢化社会での介護の負担を軽減するために、介護問題の一つである要介護者および介護者の睡眠問題を改善することが、これからの日本にとって重要な課題となる。急速な超高齢化社会の到来による、夜間の高齢者の介護の問題など、24時間社会は加速的に拡大している。その中で、人々の健康や睡眠を守り、人々のQOLを向上させることは最重要課題であると言っても過言ではない。
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