研究課題/領域番号 |
19K20930
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補助金の研究課題番号 |
18H05733 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0108:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
井上 慧真 帝京大学, 文学部, 助教 (10823156)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 若者支援 / 専門職 / イギリス / 青少年 / 教育 / 移行 / 省察 / 若者 / ユースワーク / ユースワーカー / 社会関係資本 / 成人期 / 社会的ネットワーク |
研究開始時の研究の概要 |
若者の成人期への移行における社会関係資本の役割と、何らかの「移行の危機」にある若者ほど社会関係資本が乏しく限定的であり、公的機関の支援が必要であるという関連研究からの知見に加えて、新たに支援機関の職員自身の専門能力の養成メカニズムを、人的資本の形成、そして社会関係資本の形成の両面から検討することにより、若者の成人期への移行支援において支援機関が果たしうる役割をより精緻に解明する。
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研究成果の概要 |
かつては高等教育機関が養成の中心を担ったが、雇用形態の変化、人員削減などの影響から、その役割は後退傾向にある。このような点についてより詳細に明らかにするため、研究予算を用いて子ども・若者支援職向けの専門誌・資料を収集した。また、イギリス北東部において青少年教育の養成にかかわってきた高等教育機関に訪問調査を行い、複数の研究者にインタビューを行った。同時に現地の大学図書館等に所蔵されている資料収集を行った。また、日本における若者支援機関への継続的な調査を行った、これら調査のなかには進行中のものも含まれるが、調査から得られた結果に関しては学会、および専門誌等での公開に向けて継続して調査・研究を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来日本において若者支援の専門能力養成に関する研究は、生田(2014)など社会教育学の分野を中心に行われ、基礎能力の体系化が目指されてきた。しかし若者支援に必要な専門能力は学術領域上多岐にわたり、また個々の若者の抱えている問題により職員が必要とする能力は異なるため、困難も指摘されている。本研究は職場および専門職養成課程における職員の専門能力の養成を、職員個人の能力の形成と、問題解決のために活用可能な社会的ネットワークの形成という観点から調査研究を行った。
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