研究課題/領域番号 |
19K20934
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補助金の研究課題番号 |
18H05738 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0108:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
本多 伸行 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 助教 (10824815)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Self-awareness / 高次脳機能障害 / 在宅型集団プログラム / 社会復帰 / self-awareness / グループ訓練 / 社会参加 / 在宅 / 認知行動療法 / レジリエンス / 地域実践型モデル / 高次脳機能障害者 / 在宅型 / QOL |
研究開始時の研究の概要 |
〇STEP1.介入及び追跡調査研究 在宅型集団プログラムによって、対象者のQOL・社会参加が、改善しうるか・改善が継続的であるか明らかにする。方法は、3か月間の介入後、さらにフォローアップ期間3か月後の2回に分け評価し、その結果を分析する。 〇STEP2.介入効果の要因分析とプロトコール作成 STEP1で得られた結果をもとに、分析を行い、介入期間においてQOL・社会参加が改善したケース・改善しなかったケースを比較し、関連する要因を検討する。その後、有識者会議による検討を加えて、地域・在宅の高次脳機能障害者への介入プログラム「地域実践型モデル」の開発とつなげていく。
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研究成果の概要 |
慢性期高次脳機能障害者を対象に、週1回120分を12回、認知行動療法に基づく集団プログラムを実施した。1セッションは、①対象者の能力に合わせた個別の目標設定、②集団プログラムの実施、③個別の振り返りで構成され、③で使用する振り返りシートは、PDCAサイクルを利用した13項目( Plan4項目・Check5項目・Action4項目)からなる。1つの活動の計画・実行・振り返りを1セッションとし、合計3セッションを行った。結果、Self-awarenessが介入期間中は向上し、介入終了後も維持されることが認められた。また、介入期間全体を通して、プログラム参加へのモチベーションは高い状態で維持された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性期高次脳機能障害者を対象としたSelf-awarenessの介入に関する研究は国際的にも乏しい。本研究は我々が開発した在宅型集団プログラムの有用性・実行可能性を検討するものである。すでに学会発表を行い、原著論文も掲載中であり、病院や施設を離れた高次脳機能障害者に対する介入方法となる可能性が期待できる。さらに本知見は、意欲にも関与したことでメンタルヘルスの維持にも貢献できると考える。
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