研究課題/領域番号 |
19K20943
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補助金の研究課題番号 |
18H05747 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 信州大学 (2019-2022) 島根大学 (2018) |
研究代表者 |
青山 拓実 信州大学, 学術研究院教育学系, 助教 (20829486)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 言語学習動機づけ / 日本人英語学習者 / 学習経験 / 混合研究法 / 回顧的調査 / 複雑性理論 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本人が英語を学習する際の動機づけ(モチベーション)が形成される過程を、学習過程で起こっている学習者と環境(学習環境、社会環境など)の関わり合いの観点から解明することを目的とする。調査は2段階に分けて実施する。まず、アンケート調査を統計的に分析することにより日本人の英語学習者が持つ動機づけの特徴とパターンを明らかにする。その後、アンケート調査の参加者から抽出された少人数のグループを対象としてインタビュー調査を行い、動機づけの形成過程を詳細に分析する。
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研究成果の概要 |
本研究は、日本人英語学習者がもつ動機づけの形成・変容の過程について、英語学習経験の分析を通して詳細に分析することを目的とした。調査は英語学習者の動機づけパターンを探索するためのアンケート調査の量的分析と、学習経験を探索するためのインタビュー調査の質的分析を組み合わせて実施した。はじめに行ったアンケート調査では、7つの異なる動機づけパターンを持つ英語学習者グループを特定した。これらのグループ分けに基づいたインタビュー調査の結果、これらの動機づけパターンの形成・変容の過程には、学習者と環境要因の相互作用が影響することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本人英語学習者の英語学習に対する動機づけについて大学生の過去の学習経験を分析することによって、英語学習開始期から大学までの長期間にわたる変容を捉えることを目指した。その結果、学習者自身の変容だけではなく、周囲の環境や社会的要因との相互作用が起こっていることが明らかとなった。これらの成果は、これまで十分に明らかにされてこなかった長期的な英語学習動機づけの変容を詳細に分析し、その要因を明らかにするとともに、日本の英語教育環境における学習者の動機づけのあり方に示唆を与えるものであり、学習者に対する指導のあり方や支援のあり方を検討するための参考となるものである。
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